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【新しいことを知る】電線の地中化って進んでる?

散歩をしたりランニングをしたりすると特に思うことがあります。

電柱が邪魔だ

細い道などでは歩道のほとんどを電柱が占めてしまっている箇所も少なくはありません。そのせいで車道へはみ出してしまうことがあります。
電柱は何のためにあるのかというと、電線を張り巡らせるためですね。

そういえば電線を地中へ移動させるというのは昔聞いたことがあるように思いますが、現在はどのような状況なのでしょうか。

【電線の地中化とは】

電線の地中化は特段説明するようなことでもないように思いますよね。現在電柱によって張り巡らされている電線を地中で管理するものですよね。簡単に言えば電線を見えないところに配置するということです。
見えないところに配置するという観点に基づくと、必ずしも地面に埋めなくてはならないということでもないようです。そのことについては次のHPが詳しいです。

ここでは無電柱化という呼び方がなされています。
その方法は①地中に埋めるもの、②地中化以外で行うものの2つがあります。当たり前ですよね。

地中化
電線共同溝方式

地中化以外
軒下配線方式
裏配線方式

上記のように分類されるようですが、それぞれの方式についてはHPをご覧ください。

【海外と日本の状況】

電線の地中化、無電柱化といっても世界的には進んでないんじゃないの?日本と海外はどれくらい違うの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

上記のHPはうまく表示されていませんが、国土交通省が出している海外の無電柱化事業についてというものです。これによると

主要都市の無電柱化進捗率
日本:7%
大阪:5%
ロンドン、パリ:100%
ワシントン:65%
ニューヨーク:83%
台湾:85%
ホーチミン:17%

でした。圧倒的に日本は遅れていることがわかります。ベトナムホーチミンでされも17%なのでその遅れぐらいが際立ちますね。

電線の地中化、無電柱化のメリット・デメリット

メリット
街の景観向上
安全快適な生活空間の創造
災害に強い街
資産価値向上
通信回線の信頼性強化
防犯効果

デメリット
高コスト
長工期
復旧に時間がかかる
変圧器の設置場所確保

無電柱化は本当に災害に強いのか?という疑問があるかとは思いますが、上記HPには各電力会社にヒアリングをした結果を掲載しています。
そこでは無電柱化をした方が津波以外のどの災害(落雷・台風・浸水・地震・火事・竜巻)にも強いとの回答でした。

【最後に】

もう少し詳しい内容は調べればどんどん出てくるのですが、今回はこのくらいが体力的にも限界でした。機会があればまた調べてみたいと思いますが、日本は電線の地中化、無電柱化はかなりの後進国であるため時間はかかってもやっていってほしいですね。
やはり空が綺麗に見える景色は素晴らしいと思います。


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