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自己欺瞞をサルベージして、ほんとうの自分と再開する方法

今日は「自己欺瞞(じこぎまん)」について。自己欺瞞というのは、自分にウソをつくことをいう。つまり「自分の本心」を無視して、意に反することをする。これが自己欺瞞だ。

良くないとわかっているのにやってしまう。てきとうな理由をでっちあげて(捏造して)自分自身を納得させる。だれにでも経験があると思う。

理由をでっち上げるたびに、自分のピュアな心の表面に「ウソの皮」が貼られていく。それはたとえどんなに小さいものでも、自分に「言いワケ」していることに変わりはなく、着実に積み上がっていく。

自分に対して「言いわけ」をする。かっこいいことではない。でも他人からは見えないし禁止もされていない。だから何度もやってしまう。気づけば常習犯だ。

すると「ウソの皮」はますます厚くなる。ほんらい持っていたはずの「核心(ピュアな心)」は埋もれていく。「ウソの皮」の厚化粧によって醜くゆがむ。「自分は悪くない。世界が悪い」なんて思い始めたら「心の知恵の輪」が絡まっている証拠だ。

このゆがみを解消して「ほんらいの自分」を取りもどす方法はひとつ。「心の知恵の輪」をほどいていくしかない。ひとつずつ、着実に。自分がこんなに「こじれて」しまった理由は何なのか。その原因を思い出すのだ。

答え(原因)はすべて、自己欺瞞のスパイラルにおちいった過去の自分にある。

たとえば、良心を踏みにじられて無邪気な笑顔を封印したとき。信じて疑わなかった純白をいともかんたんに汚されたとき。しんどいことがあって自分の中で無かったことにしたとき。などなど。

自分というパス(軌跡)は1本の線でできている。線を戻っていけば必ずこじれた場所(原因)にぶつかる。たどり着いたときに記憶はよみがえる。若き日の自分の未熟さ、あどけなさに面食らうだろう。変な汗が出てくるかもしれない。

これはキツイと、ふたたび封印してしまうこともあるだろう。それはそれで仕方がない。今日はここまで。また別の機会を待てばいい。向き合える日がいつかまた来る。

いつでも答えは自分の中にある。ただし、外側をいくら探しても見つからないし、他人が答えを教えてくれることもない。なぜなら自分だけのパスを過去にたどっていけるのは自分だけなのだから。

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