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「ほう・れん・そう」は間違っている⁉
ciao!若手先生応援隊のヤタです。
報告・連絡・相談は社会人の基本です。
社会人であるあなたは、
「報告・連絡・相談」の最初の文字から作られた「報(ほう)・連(れん)・相(そう)」という言葉を、これまで耳にタコができるほど聞いてきたことでしょう。
また、それに付随する「お(怒らない)・ひ(否定しない)・た(助ける)・し(指示する)」なんて言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回の記事では「実は『報・連・相』は間違い?」について書いていきます。
どういうことなのか、一緒に見ていきましょう。
1, 報・連・相は社会人の基本
みなさんご存じの通り、ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)は仕事をする上で、必ず必要なものです。
どれか一つでも欠けてしまっては、チームとして、組織として、潤滑に機能しなくなることだってあります。また、お客様やクライアントへの信頼感にもつながり、大きな悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
だからこそ、みんな口をそろえて、「報告・連絡・相談は大切だ!」と言っているのです。
私が今回、「ほう・れん・そう」は間違っているとタイトルを付けたのは、何も報告・連絡・相談が必要ないと主張したいのではありません。
確実に行わなければいけないものであると理解しています。
では、何が間違いなのでしょうか。
2, 注目すべきは、その順番!
私が「間違い」と主張するのは、順番です。
報告→連絡→相談の順番で行ってはいけない!
ということです。
もちろんこの「ほうれんそう」は、あくまで言葉遊びの一種と言いますか、わかりやすく頭文字から言葉を作っているだけなのはわかっています。
しかし、ここではあえて順番に注目してほしいのです。
特に注目してほしいのは、「相談」です。
「報告・連絡・相談」の順に行うと、「相談」が最後に来てしまいます。しかし、これは非常に効率が悪いのです。
なぜなら、「相談」を最後に持ってくることで、”相談したころにはもう手遅れ”という現象が起こってしまうからです。
また、これがまだ”個人の時間の無駄”で済むのであれば良いのですが、ケースによれば、取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。
本来、相談は真っ先にするべきことだと思います。
特に経験の浅い人は、絶対です。
しかし、
相談をしたら「そんなことは自分で考えろ!」と追い返された。
こんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
これは、相談したことが間違えているのではなく、相談の仕方を間違えているのだと思います。
相談には「正しい相談」と「間違った相談」があるのです。
もし、上記のような経験があるのだとしたら、どんな相談の仕方をしたのか思い出してみてください。
「〇〇ですが、どうしたらいいですか。」
「何をしたらいいですか。」
こんなことを聞いていませんでしたか。
これは相談ではなく、丸投げです。
過激な言い方をするなら、「仕事放棄」「責任転嫁」とも言えるかもしれません。
なぜなら、そこにあなたの考えがないからです。
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3, 「正しい相談」とは
では、どんな相談の仕方をすればいいのでしょうか。
早速、先ほどの間違った相談の仕方を、正しい相談の仕方に直してみましょう。
「〇〇ですが、どうしたらいいですか。」 → 「〇〇をしようと思うのですが、どうですか。」
「何をしたらいいですか。」 → 「私は〇〇だと思うのですが、◇◇さんなら、どうしますか(どう思いますか)。」
どうでしょうか。
正しい相談のポイントは、「自分の考えを伝える」ことです。
自分の考えを伝えるということは、ゴールに対しての方向性を明確に示しているということです。だから相談された側も、その方向があっているのか、間違っているのかを判断し、的確なアドバイスをすることができます。
自分の考えを伝えずに、「どう思いますか。」「どうしたらいいですか。」と聞くと、相談された側は、あなたの目指すゴールがどこかもわからない状態で「どこを目指せばいいですか?」「どう走ればいいですか?」と聞かれているのと同じ気持ちになります。
そしてその答えはもちろん「知らんがな!」になります。
これから相談する際には、自分の考えを相手に伝える相談を心掛けましょう。
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まとめ
今回の記事では、
「ほう・れん・そう」は間違っている
と題して、正しい相談について述べてきました。
相談は、初めにするもの。そして、こまめにするものです。決して最後にするものではありません。
「報告」・「連絡」・「相談」に順番をつけるなら、
①相談→②報告→③連絡
をおすすめします。
①事実の報告も兼ねての相談
②あなたの行動による結果の報告
③全体への周知という意味での連絡
といった流れです。
間違えても、相談を最後に持ってくるなんてことのないように気をつけましょう。あなたの信頼にも関わってくる大切なことです。
あなたも明日から、初めに、こまめに、自分の考えを添えて相談することを意識して、デキるビジネスマンになりましょう(^^)
一度きりの限られた時間を生きるあなたの人生がより良いものになるよう私がお手伝いさせていただきます(^^)
【今日の教訓】
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
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