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友達は大事だよねって話

平日に遊びに行くなんてかなり久しぶりだった。
近況報告をお互いにして語り合った。
友達は家族の状況が大変なこと、彼氏と別れたこと、いろいろ大変だったみたい。
そんなことを言いながら居酒屋にあったおみくじで彼女は大吉を引いていた。こういうところに運が巡ってきてくれて少しだけ私も嬉しくなった。
彼氏と別れたと聞いて少し安心した自分がいたのはちょっと内緒。なんていうかこのままもし彼女が結婚したりしたら置いて行かれた気分になりそうだったから。
そんな最低なことを考えながら彼女の話を聞いていた。
そりゃもちろん幸せになって欲しい。
でも、やっぱり比べてしまうこともある。
他人は他人、私は私だと、強く生きていけたらいいのだが、人間完璧ではないゆえ、そう思う気持ちがあることも否定したくはない。いいんだよ、心の中で思うことは自由だから。
でも、元カレと別れたエピソードを聞いてある意味少しネタにして楽しく話せるのはなかなかよかった。
別れたことがあるからこそ彼女の気持ちがよくわかったし、私も別れといつでも隣り合わせなんだよなってことを少し感じた。
前に会った時、少しだけ強い口調でいろんなことを言われて、彼女に悪気がないことはわかっていたけど、彼女の言葉に少し心がグサグサと痛くなってしまった。
だから、久しぶりに会えて楽しく話せて楽しい時間だったと思えたのが嬉しかった。
この6年間たくさん遊んで語り合って過ごした日々が愛おしく思えた。この先もまた笑っていろんな話を死ぬまでしていたいと思った。
私が海外に行かなくてよかったと話す彼女が少し愛おしく思えた。私がいないと寂しいと思ってくれることが嬉しかった。別の友達にも寂しいと言われたことがある。
私は常々海外へ行きたいと話しているからだ。
いい加減、一回くらい行けば?って思いながら行けていない。でもまあそれもそれで私の人生なのかもしれない。
母みたいになれなくても人生は楽しいこと。
私は私の人生を好きなように生きていいこと。
それを許せるようになったこと。
この5年間でたくさん成長できたのは別に環境が変わったからとかそんなことじゃなくて、変わりたいと思って努力してきたからだし、ちゃんと悩んで、時には人に相談して、どうしたら私らしく生きていけるかを考え続けてきたからだと思う。

話されちゃったけどやっぱりこうやって友達といろんなものを共有できるのは嬉しいことだと思った。

新しい仕事が始まる前に何人かの友達と会う予定を立てた。きっと新しい仕事が始まったら余裕がなくなるだろうし、近況報告もかねて友達とご飯に行ったりあそびにいったり息抜きをしようと思った。
やっぱり友達はいつだってしょうもない話から真面目な話までできて、特に5〜6年仲良く定期的に会うことでできあがった関係性というか、それも相まってこの人たちがいてよかったと本当に思った。
私の悩みの歴史とか、いろんなことを聞いてくれて、助けてもらった。この人たちがいなかったら今の私はいない。だからすごく大切な存在。ありがとう。
4年前くらいは友達なんていないし、友達なんてどうせ裏切るからなんておもっていたはずなのに、今は友達と呼べる人がいて私は幸せ者だと思う。

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