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第2話 債権回収戦略を描く

このまま放置しても金は返ってこない。強硬な手段だと捕まるw

やはりここは王道の法に則って回収する方法しか無いようだ。

今までの貸付を整理すると

11月に5000万円 代表者保有の株式を担保(株保有率90%)にしている。返済期日は1月末日

12月に2000万円 代表者連保 返済期限は1月6日

1月6日の朝、周辺情報を分析した結果、私は返済されない確率が高いと思い丸の内ビルの事務所に訪問した。

代表者は大阪にいて夕方に東京へ戻ってくるとの事で東京の役職者と一緒に夕方まで待った。その間、東京の役職者には「ただ返せませんでは話にならない。100万でも200万でも返済して後日理由を説明するのが筋だろ!!(ピキピキ)」と話したところ本当に100万だけ振り込んできた。

その日の夕方代表者(以下、駒田)が帰ってきたので話をした。

私「どうするつもりや?明日にでもオーナーに説明に来い」

駒田「本当に申し訳ありません。銀行の融資が遅れててもう少しだけ待ってください。1月10日に500万、1月17日に残りの1400万を返済します。」

私「わかった。明日、それを朝一オーナーに話してくれ」

その日はそこで別れた。

次の日、駒田は朝一に会社に来た。

オーナー「駒田さん、どうしたのかね?」

駒田「いやー、申し訳ありません。銀行の融資がのびのびになってるのと大きなトラブルに巻き込まれて。ぐだぐだぐだ(以下省略)」

オーナー「で、それがうちの会社になんの関係があるのかね?返済はどうするつもりだ?」

駒田「入金予定があるので1月10日に500万、1月17日1400万円返済でいかがでしょうか?」

オーナー「安田君、それで行くか。じゃそれを書面にまとめて署名してくれ」

駒田「わかりました」

しかし、どれだけ催促しても書面が出てこない。「だらしないな」

そして1月10日を迎えた。

朝一入金確認をしても入ってない。。。(いきなりかよ。。。)

債務者の東京のメンバーに電話して「おい、入金無いぞ!駒田は何回連絡しても電話でないし。どうするつもりや!(ピキピキ)」

東京のメンバー「わかりました。私から言って振り込むように言います!」

1時間後

東京のメンバー「今振り込みましたー!駒田は嫌がってましたけど。」

安田「あーーーーん!どこまでクズなんや。でも、ありがとう。確認するわ。」

それから駒田には毎日電話するがつながらず。予想どおり1月17日の返済から一切金は入ってこない。当然1月末日返済の5000万円も入金のかけらもなかった。

そして2月3日、ある意思を込めた内容証明郵便を3か所に送った。

安田「絶対に反応してくれるなよ。反応してくれないほうがいい」

第3話へ続く



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