得する話　朝6時のエッセイです。

得する話があります。あなたが得する話もあります。あなたが得したら誰かが損をするのです。損得勘定です。ものを仕入れてそれを売ります。仕入れ値に経費を足して売ります。手数料の中には店舗管理費や人件費など売上に応じて手数料がかかるのです。

売り上げが少ないと経費が目立ってかかります。そのバランスは損益分岐点として計算できます。損益分岐点で求めた最低限の売り上げが無いと成り立たないのです。

得するとは損益分岐点以下の金額で手に入れたことになります。適正価格とは損もしない得もしない価格です。誰かの利益だけは確保して人件費を抑えて仕入れ値を抑えて価格を低くして大量に販売している販売形態は本当に得することなのでしょうか？

適正価格以下で売ることは罪では無いのでしょうか？コストダウンは必要です。大量生産で価格を安くするのはわかりますが、バイヤーが安く買い占めて高く売るのは間違っています。

値上げをする事で売れなくなるとさらに値上げをしなければ損益分岐点を越すことができずに赤字になるのです。生活必需品は高くても買わないわけにはいかないので買いますが投資するのはその産業を守るためです。

大儲けしようとすると長続きできないのです。

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