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夜8時のエッセイです。泡銭

私は泡銭は身につかないと思っています。泡銭とは苦労せずに入ってきた金銭のことを言います。あぶくとは泡のように弾けて消えてしまう色が透明で無い状態のことです。

泡銭を消えないように苦労しているのが庶民で、泡銭も入ってこないのが貧乏人です。金持ちは泡銭が途切れないだけです。

仮想通貨や、ポイント、株に証券は泡銭の権現です。価値が無いものに価値をつけて金銭を得るのは泡銭だと思うのです。

生命保険や傷害保険、火災保険などは約束を守ることで価値が守られるのです。銀行も預けた預金を運用してその運用益を還元して元本補償していれば価値があると言えるのですが、倒産するようであれば価値はありません。

国家予算も泡銭とならないように価値のある使い方をして欲しいと思うのです。価値とはどのくらい大切か、また役に立つかを表現することです。

泡銭に価値をつけることで価格になります。

悪銭もあぶく銭と言いますが、悪いことをして得た金銭ですから苦労せずに入ってきた金銭とは違っています。働いて得た金銭は労働価値に見合った金銭であれば泡銭ではないのです。

労働価値を安くして、泡銭を作って金持ちになったとしても価値のある使い方はしないでしょう。芸術品の価値は安く見積もられます。投資出来る美術品は将来の価値が上がると思って買わられるのです。

人気価値とは沢山の人に支持評価されることで役立つとか大切にされるとは違った価値です。インフルエンサーやゆーちゅばーは人気価値の高い人で影響力を利用することで泡銭を得ているのです。

自分の労働価値に見合った金銭を得ている人はどのくらいいるのでしょうか?搾取している人がいる限り満足できる金銭を得ることはできません。

仕事の覚えたての頃は搾取している人と同じです。
一人前になっても搾取している人がいる限り満額を得ることはできないのです。

そしていつか自分が搾取する側になるのです。

泡銭になるか価値ある金銭になるのかは使い方一つで変わるのです。

#たぬきのポッさん #エッセイ #スキしてみて #夜8時のエッセイ #泡銭



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