見出し画像

忘れる

忘れる事が増えてから忘れる事は良い事だと思うようになりました。
都合の悪い事を歳のせいにして忘れた事にするのは悪い事です。

年寄りの悪知恵です。

なんでも歳のせいにしていると歳を忘れて若者に恥ずかしくない生活をしている年寄りに失礼です。

衰えは防ぎようがありませんが、それを補助する方法はあるのです。

年寄りも若者も傷つく心は同じです。

年寄りを子供のように扱うのは違うと思うのです。
あなたは子供扱いされて嬉しいですか?

体力も知力も衰えますが、心は衰えません。
経験を重ねる事で心は豊かになるのです。
そして、傷つきやすくなるのです。

傷ついてボロボロになって悲しい過去を忘れる事で乗り切る事が出来ました。経験が活かされずに忘れてしまうことの虚しい気持ちに気付きました。

楽しいことばかりあったのでは無いのです。コミュニケーションをとることで過去の出来事が甦ってきます。傷ついた過去を思い出すのです。

忘れることで乗り切ったつもりになっていた過去を今解決する勇気を持ちましょう。また忘れるのではなく。

忘れたい過去を思い出したくないからコミュニケーションを取らないのは逃げる事と同じです。傷つかない為に逃げる事を繰り返すと若者に問題の解答は逃げることしか伝えられないのです。

忘れる事と逃げる事は同じです。
無かった事にするのと忘れる事は同じです。
忘れるのならば記録すれば良いのです。
記録から答えを導き出せばよいのです。

記録する事は伝える始めにすることです。
記録はわかっている範囲の全てを残すことです。
広告は記録ではありません。広告は建前です。
建前は思いを伝える行為です。

本音は思いです。思いは変わっていくのです。前の想いは今の思いに変わるのです。

忘れたわけではなく変わったのです。

悲しい思いが楽しい思いに変わったのです。
苦しい思いが良い経験に変わったのです。
嫌な思い出が懐かしい思いに変わったのです。

記憶が衰えたに変化したのだから記録するのです。
視力が悪いに変化したのだからメガネをかけるのです。
聴力が衰えたに変化したのだから補聴器を使うのです。

体力が衰えたから動作が遅くなったり重いものが持てなくなったのです。
その変化を認めて補うことをすれば良いのです。

自分の変化を認めるように他人の変化も認めましょう。
今は過去と違います。未来は今と違うでしょう。

忘れたのではなく、記憶が変化したのです。