見出し画像

変わらないものは無いが、変わって欲しくないものはある

永遠に変わらないものは無いのです。この宇宙が出来たのはビックバンから138億年で、太陽系が構成されたのは50億年前だと計算上いわれています。誰も見たわけでは無いのでこの目で見た事しか信用しない人には信じられない話です。

地球が太陽の周りを回っている(地動説)に、それまで天が地球の周りを回っている(天動説)と信じられていた事がコペルニクス的大転換したのは16世紀のことです。

天も地も長い目で見れば変わっているのです。地球が回っている自転と太陽の周りを回っている公転を観測して1日は、24時間、一年は約365.242189日だと計算されたのです。この周期は、変わらないで欲しいです。1日が16時間になって8時間労働で残業すると眠る時間が無くなるのです。一年が1000日になったなら70歳定年までに死んでしまうと思います。

変わってほしく無いものは、四季を楽しむ心の余裕です。いつものように目が覚めて、朝食を食べて昼食を食べて夕食を食べる。もちろん食べる為には買い物に行かなければなりません。買い物をするにはお金が必要です。

服を着てお風呂に入って雨露をしのぐ家も必要です。遊びに娯楽も必要です。お金を稼ぐ為に働かなくてはいけません。そのような日々が変わらず続く事を願うのです。

働けなくなったり食べる事ができなくなったりと死ぬまでに日々の生活が大きく変わるのです。その時にこんなはずではなかったと悔やまないように社会保障や医療保険があるのです。

日々の変わらない生活で困った時に助けてもらえる社会保険料や税金を負担しているのです。沢山の利益を上げるのは住民(大きくは国民や人類)の為の負担です。負担を少なくする事は将来の困った時に援助が少ないもしくは足りない状態になるのです。

個人の利益が多い時に将来の為にと貯蓄に回したら世の中にお金が回らず貧富の差が大きくなります。反対に借金をして景気を良くするとバブル(お金持ちが増える)を産む事になりはじけると貧乏人が増えるのです。

経済も変わって欲しく無い一つです。貧富の差が大きくなると生活苦で苦しむ人が耐えれなくなるのです。治安も悪くなり安心して暮らす事ができなくなるのです。

充分な支援ができないのは貧富の差があるからです。富める人は自分の取り分を除いた負担しかしないのです。貧する人には負担する余裕が無いのです。富める人が贅沢をしないで貧する人に施せば安心安全安定した社会になるのです。

安定とは変わらない事です。良い事がいつまでも続かないように悪い事が続く事もないのです。小さい変化であれば安定していると思えます。失敗も小さな傷の内に対処しましょう。小さな幸せは探せば沢山落ちてます。

なんの変化もない生活は安定ではなく停滞です。小さな変化を感じるのが安定なのです。安定した変化が積み重なって大きな変化になったとしてもそれは受け入れる事ができるのです。

今の大きな変化は小さな変化の積み重ねなのです。受け入れましょう。