パニック障害になってからのこと2
４年制大学退学〜短期大学入学まで
ー「with パニック障害」な人生の始まり ー
前回に引き続き、以前開設していたブログで書いていたものをそのまま載せています。
「はじめまして。」の投稿にも書いた通り、機会音痴な私は、以前開設していたブログで「パニック障害になってからのこと１」を投稿してから随分と時間を空けてから、この「パニック障害になってからのこと２」を投稿しました。投稿が遅れてしまったのは、ただ機会音痴だったというだけではないのですが…
話が逸れてしまうので、またそれは追々書いていくことにします。
前回の記事↓
以下、前に載せていたものをそのまま載せているため、本題にいく前に少し前置きがあります。
そう、つまり今読んでいただいているこの文は、言わば「前置きの前置き」です。(笑)
少し長いのですが、良ければ覗いていってくださいね☺︎
ー ここから以前のブログになります。ー
前回の投稿からかなり期間があいてしまいました。😅
2023年はいろいろなことが重なり、心身ともに調子が上がったり下がったりでブログを書く気力がなく…なんて言い訳ですが(笑)
正直このブログを開設した時には、ブログなんて書いたところで見てくれる人なんているのかな？と思っていましたが、更新していなかった間に数人の方から「いいね」をいただき、びっくりしました。
共感の「いいね」かな？それとも応援の「いいね」なのかな？なんて思いつつ、そこのところは私にはわからないけれど、すごくすごく嬉しかったです。
たくさんの人に届かなくていいんです。
本当に誰か1人でも私の経験や体験を読んで、少しだけだったとしても楽になってくださったり何かの参考になったら、それだけで十分だなと思います。
マイペースが過ぎる私ですが、この先も読んでくれる人がいるのかなと淡い期待を胸に、ゆっくり自分のペースで更新していきたいなと思います。
それでは前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう！
前回は病院に通いはじめるまでの過程をお話ししました。
コロナが流行しはじめると同時にパニック障害を発症した私。
初めてのメンタルクリニックで薬物療法を勧められ、毎食後に飲むお薬(抗うつ剤)と、頓服として発作が起きた時に飲むお薬(抗不安薬)を処方していただきました。
飲みはじめの時は副作用で少し吐き気がして、嘔吐恐怖症だった私にとっては地獄でしたが、１、２週間すれば体が慣れてきて吐き気はしなくなりました。
ただこの頃は日々の漠然とした不安や、できないことが毎日増えていくことの怖さと情けなさに、日に日に心が病んでいくのが自分でわかるようで、薬の副作用には慣れても心の病気が良くなっている感覚は残念ながらありませんでした。
ここで私が発作を起こすとどうなるのかを書いておきたいと思います。
発作が起きることへの恐怖から予期不安が始まり、不安はたちまち大きくなって、血の気が引き手足が震えだします。
動悸が大きくなると同時に 吐き気や冷や汗に襲われ、息の仕方がよくわからなくなります。
頭の中は真っ白。
自分の意思ではどうにもならない異常な感覚に、恐怖はさらに増していきます。
良くなることを考えたり何か気を紛らわそうとしたり、別のことに置き換えて考えて「これは怖いことではない」と思いこまそうとしても全くうまくいかないくせに、嫌なこと(もっとひどくなるんじゃないか、息ができなくなったらどうしよう、倒れてしまうかも、変に思われているかも、もしもここで吐いてしまったらどうしよう、誰も助けてくれないかも、なんだか気持ち悪いような気がしてきた…など)を考えると不思議とたちまちその通りになっていくのです。
マイナスなことほどよく頭が回り、次から次へと浮かんできます。
パニック発作には５〜10分以内にピークに達し、その後 波はあるものの自然に治まる(パニック発作で死ぬことはない)という特徴があります。
そんなことは頭で分かっていても、私の頭では「死ぬより吐き気の方が怖い！自分の意思でどうにもならないこの体が怖い！！周りからどう見られているのか気になって怖い！！！」という心の叫びが響き渡っています。
一度発作が治まってもすぐに元通りというわけにはいかず、周りから一旦は元気になったように見えていても(私自身も「さっきのなんだったのかな」と不思議に思うくらいなんともなくなる時もありますが)、心ではまだ少し不安が残っていたり、少しのことで不安に陥ったりもしていました。
そしてさらに辛かったのはご飯が食べられなくなったことでした。
お腹は空いているのに、飲み込めない(飲み込みづらい)、胃に物を入れて吐くのが怖い(心の問題が原因で吐いたことはない)などの理由から、この時期の私、なんと毎食３時間ほどかけて食事をしていました。
家族が私のために作ってくれたご飯。
完食できる日もあれば ３時間かけても半分も食べられない日もあり、落ちてきた体重と体の脂肪を見て、食べなければいけないプレッシャーに押しつぶされそうな日もありました。
美味しいけれど美味しくない。楽しくない。
目の前に美味しそうなご飯を並べて食べられず「お腹すいた〜。」と泣きながら食事する毎日。
「なんで人間って1日に3回も食事するの？！」と、人の体の構造そのものに一番腹を立てていたのもこの頃。(笑)
そんなとき私が何より救われていたのは、渡辺直美さんのYouTube「NAOMI CLUB」のライブ配信動画でした。
あんなにテレビの世界でキラキラして、今や日本だけでなく海外でも活躍されている有名人！なのに、YouTubeでは部屋着どすっぴんで大盛りご飯を食べていたり、ただただ寝ている様子をライブ配信していたり…もう最高です！
ずっとゆったりポジティブにお話しされているので、しんどいとき見ていても暗い気持ちにならないどころか、そこ？ってところで急にゲラゲラ笑い出したり、普通ならスルーするか人によっては傷つくかも…みたいなコメントも全部面白く返してくれて、しかも無理してる感が全くないんです！
ライブ配信だからなんの編集もされていないしBGMもテロップもないのに、話し方が面白くて楽しいし、毎回何かしらのハプニング付きの配信で見てて飽きません。
何よりご飯をすごく美味しそうに食べてくれるところに一番救われました。
直美さんが「うまい、うまい」と言って食べているところを見ていると自然と私も少し食べるのが楽になっていました。
また私がどれだけゆ っっくり食事していても、直美さんは「私は食べ終わりました〜！でもまだ食べてる人もいると思うからね、みんなはゆっくり食べてねー！私はこれからデザート食べます♡」なんて言ってくれるので、食べることが遅いしんどさも一緒にかき消してくれました。
(何回も同じアーカイブを見て、直美さんが話すこと全部覚えてしまった回もあるくらいお世話になっています。)
あの時期の私を救ってくれたのは、間違いなく渡辺直美さんの力が大きかったと思います。
本当に感謝しかありません。
2020年３月に初のパニック発作を経験しメンタルクリニックへ、そして薬物療法を初めてから食事もなかなかうまくできない中で、私にはもうひとつやらなければならないことがありました。
それは、短大での保育の勉強です。
小さい頃から絵を描くことが好きだった私は、高校卒業後 地元から電車で２時間ほどの距離にある芸大に通いはじめましたが、周りとの温度差や実力の差を理由に２年生に上がる年から２年間休学をし、この間にアルバイトで関わった放課後等児童デイサービス(障害を持つ子どもたちの通う学童のような施設)で働くために保育士資格を取りたいという新たな目標を見つけました。
パニック障害を発症したのは、この新たにできた目標のために短大への受験を済ませ、休学していた芸大の退学と短大への入学が決まった直後でした。
２年間で保育士資格と幼稚園教諭二種の資格を取るためには、毎日大学へ通い決まった実習を受けなければなりません。
もともと少し実家から通うには少し遠いのではということで、大学の寮に入ることが決まっていたので学校へは歩いて通うことが可能でしたが、この時期の世間ではコロナの影響で不要不急の外出は制限されており、多くの学校や大学でも当面の間は自宅からのオンライン授業に切り替わることが急遽決定していました。
（私の大学では残念ながら入学式は中止になりました。その代わり私語厳禁、そしてマスク着用とソーシャルディスタンスが厳守された中 入学オリエンテーションのみが取り行われました。)
大学から、とりあえず前期は丸々オンライン授業になるという連絡があったため、私は自宅に戻ることになり、入寮手続きを終えると父の車で自宅へ戻りました。
半分コロナが原因で発症したパニック障害だったけれど、コロナのおかげで幸か不幸か自宅から授業を受けることができたのは良かったと思います。
少し長くなってしまいましたが今回はここまでにして、短大に入ってからのことは次回のところで書いていこうと思います。
はじめの方にも書きましたが、前回の投稿からかなり時間が経ってしまいました。
この１年いろんなことがあって、過去のことを思い出すのが辛くなってしまうことも多かったのですが、いつかの自分のため、また同じ状況にある誰かのために、自分の経験や考えたことを残していきたいと思います。
誰かの支えや少しの参考になれたら嬉しいです。
次回はもう少し間隔を開けずに投稿できるよう頑張ります。😂
ー ここまでが以前のブログになります。ー
お恥ずかしい話ですが、以前開設していたブログに載せていたのはここまでになります。
こんな途中で終わって、しかも投稿頻度も少なすぎで…本当に情けないです。(笑)
ちなみに上記で出てきた渡辺直美さんのYouTubeはこちらです。
まだ見たことないよって方は、良ければ見てみてください♡
次回からはこちらに載せるものが最新版(過去どこにも載せていないもの)になります。
もしも読んでくださる方がいて、何か少しでも生きるヒントになればと思っています。
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