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私が休職を決意したきっかけ

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この度パニックピエロ新しくブログを開設しました。
この記事も以下のブログにて更新していますので是非チェックお願いします!

ブログ:https://panic-pierrot.sakura.ne.jp/wp1/index.php/2021/10/19/suspension_from_work/
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皆さんは休職経験がありますか?

私は休職経験があります。

私の周りを見てみると意外と休職している人が多い印象です。
休職している人の大半が、適応障害やうつ病など精神的な病です。

精神的な病だとどのタイミングで休職すればいいかわかりません。
主観で自分が休職すべき状態だと判断することが難しいからです。

実際、もう手遅れ寸前の状態のときに病院へ駆け込むケースがほとんどではないでしょうか。

最悪の場合、病院へ行かずそのまま自殺してしまうケースも珍しくありません。


下記は令和3年9月時点での自殺者数です。
自殺者総数:15,895
男:10,567
女:5,328

参考:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R03/zanteiti0309.pdf


「かなり辛い精神状態だが、ほかの人はもっと辛い思いをしているから休職したいなんて言えない」

「辛くて休職したいが、休職は甘えなんじゃないかと言われるのが怖い。」

「精神科の病院へ行くのが怖い」


などなど様々な声があると思います。


その気持ちとてもわかります。
精神的に辛い状態になると、自分で正常な判断を下すことが難しくなってきます。


本来は誰かに相談して、客観的な意見を求めたいところですが、
お医者さんやカウンセラー以外の人に相談すると

「みんな辛いのは当たり前。その中でも歯を食いしばって頑張っている」


と言われてしまうことも多いです。


そう言われて歯を食いしばって頑張った結果、廃人のようになってしまう人を何人も見てきました。

私も歯を食いしばって頑張っていたら廃人になってしまった中の一人です。

そんな私でも休職期間を経て、かなり回復しブログを執筆できるほどになりました。

しかし急に休職を決意したわけではなく、様々なきっかけを経て、休職という道を選びました。

そのきっかけに当てはまる場合、もしかしたら休職をしたほうがいいかもしれません。

休職したきっかけを今からお伝えします。

この記事はこんな人におすすめ

休職しようか悩んでいる人
病院へ行くか悩んでいる人
毎日が辛い人
適応障害、うつ病などの精神的な病を持った人



何も考えることができなかった

何も考えることができなかった

何も考えることができませんでした。

何をするにしても、自分で判断を下すことができませんでした。
あらゆる問題に対して、合っているのか間違っているのかがわかりませんでした。


この状態になると日々行っていた習慣が頼りになっていました。

会社へ行く、家へ帰る、食べ物を食べる、トイレへ行くなど最低限のことはできましたが、それ以上のことが全くできませんでした。


なぜ出来ないのか自分では判断が出来ないので、自分は無能なんだと自分を卑下してしまい、自己嫌悪に陥ってしまいました。


そんな自己嫌悪に陥ってしまうと、さらに考えることが出来なくなりさらに出来ないことが増えていき、また自己嫌悪に陥るというループに入ってしまいました。


この状態になると正常に思考が働かないので、八方塞がり状態で本当に辛かったです。

毎日毎日


「なんで俺はこんなに無能なんだろう。迷惑かけてばっかりで、、、」


と考えて、ひどいときはずっと泣いていました。

本当に辛い毎日でした。



ふとした瞬間に死にたいと思うようになった

ふとした瞬間に死にたいと思うようになった

ふとした瞬間に死にたいと思うようになりました。

何もかもが上手くいかないときの最終切り札カードとして「自殺」がありました。

どうせ自殺するからいいやと考えるようになっていました。
俗にいう希死念慮です。

今は自殺したいという思いはありませんが、適応障害末期のときは自殺が頭から離れずとても辛かったです。



夜まったく眠ることができなかった

夜まったく眠ることができなかった

夜まったく眠ることができませんでした。

夜は不安のことばかり考えていたせいか、まったく眠ることができませんでした。

適応障害末期は毎日ほぼ寝ずに会社へ出社していました。

ベッドに入っても仕事の不安なことや、今日注意されたことなど色々なことが頭を駆け回っていて眠れませんでした。

睡眠不足になると体が回復していないので、辛い状態に拍車がかかります。

寝ようと頑張れば頑張るほど頭が冴えてきて眠れない。

かといって寝ずに会社へ行ったら日中はとても眠いのに、夜になると眠気がなくなり、ベッドに入っても眠ることができない。

そんな日々がずっと続いていました。

眠れないのは本当に辛いです。



ベッドから体を起こすことができなかった

ベッドから体を起こすことができなかった

ベッドから体を起こすことができませんでした。

なぜか眠くないのに体が動かず、ベッドから出ることが出来ませんでした。

おそらくですが、

「会社へ行くと辛い思いをするから会社へ行ってはいけない」


という防衛本能が働き、脳が強制的に体を動かさないようにしていたのではないかと思います。


体が動かない状態になってしまうと、仕事も出来ないのでお休みを頂くことが多くなりました。

この状態になると基本的な生活もままならなくなってきます。



景色が白黒に見えた

景色が白黒に見えた

すべての景色が白黒に見えました。

おそらく脳が疲弊していて、色を処理するパワーが残っていなかったのだと思います。

適応障害末期の時期の記憶を振り返ってみると、白黒で記憶が再生されます。

だからと言って色盲になったわけではなく、この色何色?と聞かれれば正常な色を答えることができます。

不思議な現象ですが、私の周りの適応障害になった人も、風景が白黒に見えたと言う人が多い印象がありました。



仕事をしている自分の姿が想像できなかった

仕事をしている自分の姿が想像できなかった

仕事をしている自分の姿ができませんでした。

私は普段、起きた後


「この後通勤して、会社の人に挨拶して、椅子に座ってこの仕事をして、、、」


となんとなく仕事のことを考えてしました。
(本当ならあまり考えるのはよくないかもしれませんが、、、笑)


しかしある時、全く未来の仕事のことを考えることができなくなりました。
仕事をしている自分を想像できないのです。

今思えば、脳からの


「仕事をするな!家にいて安静にしてろ!」


というサインだったのかもしれません。
私はそのサインを無視し続けてしまいました。

素直に脳からのサインに従っておけばよかったと悔みます。



涙が止まらなかった

涙が止まらなかった

このままこんな辛い思いをして生き続けなければいけないのかと考えると涙が止まりませんでした。
私はあまり映画以外で泣くことはなかったのですが、なぜか涙が止まらない時期がありました。

もう体も心も辛くて疲弊していたんだと思います。

夜帰った後、無性に空虚感に襲われ涙を流していました。


楽しいことが楽しいと感じなくなった

楽しいことが楽しいと感じなくなった

楽しいことが楽しいと感じなくなりました。

人との会話、アニメ、ゲーム、映画鑑賞、サウナなど本来楽しいと感じるはずのことが楽しいと感じなくなってしまいました。

ストレス発散が出来ない状態になってしまったのです。

ただただ辛い日々の繰り返しでした。
今振り返っても地獄の日々としか表現ができません。

楽しいことは感じないのに、苦痛は感じるのです。本当に嫌になっちゃいますよね笑

これも結局、脳の容量が辛いことで圧迫されて、楽しいことを感じる余裕がなくなっていたんだと思います。



五感が鈍くなった

五感が鈍くなった

五感が鈍くなりました。

五感とは視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。

視覚に関しては上記にもありますが、景色が白黒に見えました。

そのほかは、上司が話しかけているのに聞こえず返事ができなかったり、謎の擦り傷があったり、食事があまり美味しく感じなくなったり、匂いに気が付かなかったりしました。

これも脳の容量が辛いことで圧迫されて五感情報をシャットダウンしたんだと思います。

おそらく五感情報がシャットダウンされたから楽しいことが楽しいと感じることが出来なくなってしまったのだと思います。



疲れやすくなった

疲れやすくなった

毎日疲れやすくなりました。

日々眠れず、まともにストレス発散も出来ない状況だと疲れやすくなるのも当たり前だと思います。

疲れたのに眠れないからまともに休めない。

ならストレス解消しようとして何かしようとしても楽しいと感じられずストレスを抱えたまま。

結果疲れが取れず、疲れが日々蓄積されていくばかり。

疲れが蓄積されるとさらに不安が大きくなり、さらに眠ることが出来なくなり疲れが溜まっていくばかり。

こんな状態だと人間壊れてしまいます。

現に私は壊れてしまいました。



好きなサウナへ行っても整わなかった

好きなサウナへ行っても整わなかった

私が愛して止まないサウナがあります。
それは草加健康センターです。

ここのサウナ水風呂はかなり強烈で、どんな人でも整ってしまうほどの威力があります。

このサウナに入っても不安が解消されず、整うことが出来なかったら病院へ行こうと決めていました。

ある週末、友達を連れて草加健康センターへ整いに行きましたが、サウナに入っても整うことが出来ませんでした。

この時友達に


「俺明日病院へ行くわ」


と宣言した記憶があります。

サウナが自分にとっての最後の砦でしたが、その砦さえ崩れていってしまいました。

もう打つ手は病院へ行くことしかありませんでした。



同僚・友達に病院へ行ったほうがいいと言われた

同僚・友達に病院へ行ったほうがいいと言われた

私も急に病院へ行くことを決めたわけではなく、病院へ行く前に適応障害の同僚や友達に相談していました。

その友達からは前々から病院へ行ったほうがいいと助言を受けていましたが、なかなか病院へ行く勇気が出ませんでした。

自分が適応障害という現実を受け入れたくなかったのです。

また休職してしまうと仕事面で同期に遅れをとってしまい、社会人として生きていけないのではと焦っていました。

今思えば素直に病院へ行っておけばよかったと思います。

(ただ精神科に行くってなかなかの決断力が必要ですよね、、、)


まとめ

以上が私が休職を決意したきっかけです。

次の記事は休職中に得られた気付きを書きたいと思います。

上記のきっかけに当てはまる人は病院へ行ったほうがいいかもしれません。

病院へ行く勇気が出ない人はまず、周りの人に相談してみてください。

相談するときはできれば休職経験がある人に相談してみてください。


私に相談していただいてもかまいません。

私にDMを送っていただければ相談に乗らせていただきます。
Twitter@panic_pierrot


もしかしたらあなたは休む時かもしれません。

休む時は思いっきり休みましょう。


良き人生を

ラッキーピエロ

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