お茶しようという魔法

私と母は買い物が好きだ。とにかくよく買い物をする。最近は母の勢いが下がり、もっぱら私の買い物欲が上がり続けているが…

私たちが好きなのは服にバッグに焼き物(お皿など)!好きなものがあれば自分のお財布と相談し、大体はお買い上げとなる。

定番のコース

大体母は昔から私といる時に服はあまり買わなかった。自分の行きつけのお店に1人で行き、仲良しの店員さんと買うものを決めるからである。その時にたくさん買うことから母は自他共に認める「爆買い女王」だった。

そんな母と私の買い物は私の服か母の小物類。デパートを闊歩するだけのウィンドウショッピングもあった。(最後にはウィンドウではなくなる)

遅朝からでかけ、コロナの前はお昼を食べまた遊ぶパターンも昔はあったが、私が大人になるにつれお昼をお家で食べ、2時くらいから繰り出すことが増えた。そして、母も自分の服を私といる時に私の行く店で買うようになっていった。

伝家の宝刀、母の一言

一通りお互いの好きなお店を周り、好きなものを買って時計を見ると15時半くらい。そうなると家で食べたお昼がとうの昔に感じられ、小腹も空いてくるのだ。

歩き疲れて足も痛いな…そう思うと母は「お茶しない?」と私にタイミングよく聞くのだった。

夏ならサンダルの歩き疲れ、冬なら暖房の乾燥。喉も乾くから断る理由もなく私たちはお茶をしに向かう。

私はお茶だった…

お茶しに向かうと必ず母はメニューをチェックする。そして「いいかな?」と聞き、お店に入るとすかさず注文するのだ。お酒を

色々買ってもらっている実績がある私は断れるわけがなく、気づいた時にはビールか白ワインがテーブルに届いている。まぁ断る理由もないからいいけど。

私も昔はその場の気分に合わせたソフトドリンクとちょっとした軽食を食べていたが、最近はレモンサワー!!!

こんなところも似てしまったのは幸か不幸か笑

私らの行きつけ

そんな私たちがお茶をするところはお買い物をする場所によって結構いろいろな場所にあるのだが、連続で行ったのは立川の駅ビル

そこで2人で行き交う人を見ながら買い物で消費されたカロリーと水分を補給し、帰路に着くのが好きだった。

そんな母が

母の「お茶文化」は本当に昔からだ。小さい頃から物覚えがある時には私を買い物につれていき、その時に一番かわいい旬な服を買ってくれた。その時も「お茶」をしていたし、演劇を2人でよく見に行っていた時も幕間に飲んでいたし笑(アルコール中毒ではないですので、ご安心を)

そんな素敵な母もコロナになったことで、服を買う回数・勢い共に減ってしまった。特に「着て行くところがない」という母は私にとって悲しくうつる。

いつか今度は私が母にたくさん洋服を買ってあげて、たくさんそれを着て行くところに連れて行ってあげると心に決めた。それに気づけたのはコロナの唯一のおかげだったかもしれない。

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