宅配食材はじめてみました
withコロナ生活もそろそろ1年。
この一年で一番ストレスに感じたのが
「主婦業に休みがない」
うちは夫婦二人暮らし。
相方さん(オット)はゆで卵しか作れない絶滅危惧種に認定したいくらいの筋金入りの昭和男。
料理をするという発想がない。もちろん買い物だって私任せ。
ITの仕事をしている彼は昨年からテレワークでずっと家いる。
今まで自分一人ならお気楽だった「昼ごはん」の準備が
私の1日のルーティーンに入った。
私も自営なので時間は出来るとはいえ、
仕事の合間に昼ご飯を作り、買い物に行き、夜ご飯を作る・・・
自由時間がほぼないこの無限ループにだんだん耐えられなくなり、
料理を作りながらネガティブキャンペーンが頭の中で始まるようになった。
料理を作りながらネガティブなことを考えるのは
いろんな意味で良いわけがない。
二人分くらいだからね…と思って頑張ってみたけど
いいやもう!プロの力を借りよう!
私は宅配食材に頼ることにした。
「宅配食材」で検索し、名前が少し怪しげだけど、
逆にそこにちょっと惹かれた「大地を守る会」の
まずはお試しセットの野菜1980円を注文してみた。
実はちょうどその週に買っていた野菜とかぶるものが多かったんだけど
それが味を比べてみるいい機会だった。
味を比べるまでもなくそもそも野菜のビジュアルも立派に違ったけど…
セロリは青みと香りが強く新鮮!そのまま焼いてみてと書いてあった
豚肉も「そのまま」を推奨するくらい味自体が美味
アンケートにも答え、そのままの流れで私は思い切って
定期的に届けてもらう会員になった
届くのが待ちどおしい(^^♪
コロナ禍の今は仕事以外で出かけることもあまりなく
気分転換は野鳥のメッカである近所の公園にカメラを持って野鳥を撮りに行くのが私の趣味なんだけど
野鳥を撮るときは友達が「バズーカ」と呼ぶくらいの
重い望遠レンズを持っていくので
「出たついでに買い物をする」が実はストレスだった
これからは買い物のことを気にせずに自由にカメラ散歩ができる(^^♪
我が家は五十代半ばの大人二人、これを機にリタイヤ後の生活に
シフトしようと思っていたので野菜中心のメニューもありがたい。
週に5日分の夕食というのも「がっつり食べるより質」を重視する我が家にはちょうどいい。
たまには買い物にも行きたいし、週末はやはり「飲みメニュー」にしたいし・・・
1週間分の値段7531円は高いと言われているけど全然高いと思わない。
二人分というのは買い物をするにもコスパが悪い人数なんだな…
むしろ買い物のついでに「余計なものを買う」事が減り、
届いた食材を大事に使おうと思うのでいいことだらけかも
しかも!相方さんは子供の時に喉に骨が刺さって以来
魚が苦手で私は今まであまり魚をメニューに入れなかったんだけど、
私は長崎の生まれで父は釣りが大好きな人だったので大好きな魚を
ほぼ封印した生活も実は地味に辛かった笑
でも!「大地を守る会」のメニューには結構魚が入っている。
定期コースのセットは「これ苦手だから変えて!」という単品を
変更するのは出来ないみたいなので、魚が堂々と食べられる~
そして待ちに待った初めての食材のセットが朝8時くらいに届いた。
この時間も私にとってはちょうどいい時間
1日目のメニューは
●葉ニンニクで香ばし海鮮にら玉
●いんげんとしめじの中華味噌あえ
●トマトとモズクのスープ
葉ニンニクは私はお初で相方さんが好きなタイプの野菜だったのでうれしい
海鮮は冷凍だけど「私の知っている冷凍」とは質が全く違う~
生臭さが全くなく美味しい。
味噌味の和え物も自分のレパートリーにはあまりなく新鮮な味付け。
もずくをスープに入れる発想も私にはなく、シンプルな味なのに
美味しいことにびっくり~
ある日のメニュー
もずくと葉にんにくのチジミも組み合わせの斬新さにびっくりしたけど
美味しかったー
何よりも
初めてのレシピを見ながら料理をする時間は、
余計な事を考える暇が全くなかった事に気が付いた。
これって実は野鳥を撮る事に少し似ている。
野鳥を撮る時は被写体だけを追いかけるので頭が空っぽになる。
メニューが送られてきてその通りに作るのも集中するので
目の前のことだけに集中する。
この1週間自分とは馴染みがなかった野菜に出会ったり
自分のレパートリーにはないレシピに挑戦したり
宅配食材のおかげで世界が広がった気がする
次の食材が届くのが楽しみ