仕事に情熱は必要か

みなさん、自分の仕事に情熱を持っていますか?
今日はこんなテーマについて書いてみようと思う。

最近は特に転職市場が活発なこともあって、情熱を持てる会社で再チャレンジとか、自分を活かせる職種へジョブチェンジ、とかそんなセリフが巷に溢れている。間違ってはない、当然間違ってはない。では情熱だけ、を根拠に働き続けられるのだろうか。

私は、Noだと思う。情熱はいつまでも続かない。もしその仕事への情熱は消えてなかったとしても、もっと他の者への情熱が上回ってくることもある。
というかそんなことは日常茶飯事だ。
プライベートで問題起こってしばらくの間仕事に情熱が持てないこともあるだろう。人生は超長距離走。常に一定のペースで走り続けられる人はそういない。
そんなとき、情熱ではなく、単に給料の対価としての労務の提供という、なんとも味気ない動機が、実はとても重要になるのではないか。

日本の勤め人は仕事への満足度が低いという統計をよく見る。言い方を変えれば情熱を持てていないということになるのだろう。ただ、これは日本人の多くが、仕事には情熱を注ぐべき、という先入観があり、現実のギャップが原因で満足度が下がっているようにも思える。要するに、仕事というものへの期待値が高すぎるのだ。
最初から、給与分の労務を会社に提供する行為が労働だと思えば、情熱を持てないことに苦しむことは少なくなる。
むしろ仕事をする上では、淡々と業務を捌いてくれる人の方が重宝する場面は多い。
情熱を持っている人は必要ではある。新しいことを始めるエネルギー等は仕事への情熱から湧いてくるものだ。ただ、情熱しかもちあわせていな人は、困る場面が出てくるのではないだろうか。


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