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海水農業で機能性野菜を栽培するカルティベラとは?

NO.96
今回は、海水農業で機能性野菜を栽培するスタートアップ企業「カルティベラ」についてご紹介したいと思います。😊

カルティベラとは、沖縄県国頭郡に拠点を置くスタートアップ企業で、海水農業技術を研究開発しています。

海水農業とは、海水を栄養源として作物を栽培することを指します。海水農業は、水不足や塩害などの問題に対応できる持続可能な農業方法として注目されています。☺️

カルティベラが開発した海水農業技術の基礎となっているのが、湿度管理で栽培する技術「モイスカルチャー」です。😊

モイスカルチャーとは、5mmほどの特殊繊維で自然の土壌の表層約15cmを再現する技術で、特殊繊維によって水を水分気化し、植物に水分枯渇ストレスをかけながら育てることで、糖度やビタミンが強化された野菜を栽培することができるというものです。

モイスカルチャーで使用する水は従来の灌漑農法の10分の1で済み、水が豊富でない土地でも応用可能な栽培技術です。😆👍

カルティベラは、モイスカルチャーを応用して海水農業を実現する方法として、アルカリ性の海水と酸性の雨水を中和することでph調整と稀釈率調整を行い、品種に合わせて多様な種類の根を育成することで地中と空中の水分と養分が吸収できる特殊な栽培を行っています。😆👍

この方法により、海水に含まれるミネラルや栄養素を活用できる機能性野菜に成長させることができます。

カルティベラは、三重県で10000m2まで拡大している農業法人「ポモナファーム」で栽培、販売、運営もしており、ホウレンソウや水菜などの野菜を生産しています。

また、建築スタートアップのN-ARKとパートナーシップを結び、海上建築と耐塩性技術を融合させた海上ファーム「Green Ocean」のプロトタイプ建設を実証実験する予定です。

海上ファームは、海水農業のほかにも、海中環境改善や気候難民の受け入れなどの目的に応用できるとしています。

カルティベラは、海水農業で機能性野菜を栽培するという画期的な技術を持つスタートアップ企業です。

海水農業は、気候変動や食糧危機などの社会的課題に貢献できる持続可能な農業方法です。カルティベラの活動に興味がある方は、ぜひ彼らのウェブサイトやSNSをチェックしてみてください。😊

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