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"視聴率の陰で揺らぐSDGs: 大食いエンターテイメントの冒涜と食糧危機"

No.91
『有吉ゼミ』などの大食い特集を行う番組は、確かにエンターテイメントとして視聴者に楽しみを提供しますが、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から見ると、以下のような大きな問題があります。😥

国連WFPが活動を行う79カ国において、2023年、3億4500万人が高いレベルの食料不安に直面すると推定しています。 ☺️💦

この数は、2020年の2倍以上で、新型コロナウイルスの流行以前と比較すると2億人も増加しています。😥

大食い特集を行う番組の課題

1. 食料の浪費: 番組で大量に消費される食品は、食べきれずに捨てられることも多く、これは食糧廃棄問題を無視した行為と言えます。

これはSDGの目標12.3に反します。これは、2030年までに世界全体の食糧廃棄を半減させることを目指すものです。

2. 飢餓問題の無視: 世界の一部では大規模な飢餓が問題となっており、それに対する意識の欠如を助長する可能性があります。これはSDGの目標2.1、すなわちすべての人々が安全で栄養価の高い食物を手に入れることができるようにするという目標に反しています。

3. 健康問題: 過度の食事は健康上のリスクをはらんでおり、肥満、心臓病、糖尿病などのライフスタイル病を引き起こす可能性があります。これはSDGの目標3、特に3.4に反する可能性があります。目標3.4では、2030年までに非伝染性疾患(NCD)による早期死亡を1/3減少させることを目指しています。

したがって、大食いを描くテレビ番組は、持続可能な観点からは、食品の浪費、飢餓問題への認識、そして健康問題といった点で改善の余地があると言えるでしょう。

ギャル曽根のような大食いタレントが「食べたものをすぐに排便する」という行動は、視聴者に対して誤った食事習慣や健康観念を示す可能性があります。さらに、それは食糧問題を抱える人々に対する配慮の欠如を表しているとも言えます。

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