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エイプリルフール翌日の思い出

シンガポールからこんばんは、
パンダママです🐼

エイプリルフールにはほろ苦い思い出があります。
24歳、入社3年目になった日。
当時医薬品の営業をしていた私。
毎日面会する、冗談がお好きな優しい高齢ドクターに、エイプリルフールなのでと、
『先生!私結婚が決まりました!』
とありきたりな嘘をつきました。
すると先生は姿勢を正して、優しい笑顔で
『おぉ!それはおめでとう』
と深々と頭を下げてお祝いの言葉をくださりました。

すごく悪いことをしてしまったと瞬時に思い、
ごめんなさい、エイプリルフールの嘘です。と即座に謝り、先生はなんじゃ嘘かーと笑って許してくださいました。

その時に、エイプリルフールとは、嘘をつく事で自分自身も嫌な気持ちになることを知らしめる日なのだと感じました。



その出来事は、24歳の私にはとても大きな事でした。そこで、毎朝片道1時間の通勤ドライブのお供に楽しみに聞いていた
『おはようパーソナリティ 道上洋三です』
と言う関西のABCラジオのお便りコーナーに4月1日の夜にメールをしました。

読んでもらえたらいいなぁと翌朝7時前に実家を出発し、10分ほど車を走らせた頃。
なんと、私の投稿を道上さんが読んで下さいました。
その上
『良いお嬢さんですねぇ、私が24歳ならこんな方と結婚したい!!薮から一万円!!』
と!
一人で運転しながら絶叫!
お便りの記念品にはボールペンなどのグッズが貰えるのですが、道上洋三さんの琴線の触れた時、たまに現れる薮から棒に一万円を貰えるという薮らか一万円を頂戴したのです。

興奮しながら会社に出社し、上司に報告。
ラジオを聞いていた上司もおられました。

先生のお陰で大好きなラジオに出られて、一万円までいただける事になりました、と報告するとニコニコと優しい笑顔で聞いてくださいました。

数週間後に現金書留で一万円が届きました。

優しい先生とクリニックのスタッフの方にシュークリームでお裾分けしました。

毎年エープリールフールがくると思い出す、懐かしい思い出です。

パンダママでした🐼