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PMSを改善するための生活習慣

中医学的、PMSを引き起こす要因

中医学の観点から考えると、月経期間中は血(けつ:栄養と潤いを運ぶ赤い液体)が子宮に集まり、その他の部位には不足する時期です。血を蓄え、自らもその血により滋潤されている五臓の肝(西洋医学が指す肝臓とは別の意味)の機能も低下します。肝は、自律神経系を介して血流量を調節したり、精神情緒の安定、胃腸の動き、運動神経や目の調節などを行う場所なので、肝の不調は、全身に様々な不調が起こさせます。また、血(けつ)が不足し、流れに勢いがなくなることで、肩こりや首コリ、頭痛、下腹部痛といった各部の鈍痛のほか、むくみ、寝汗、不眠、不安、頭がボーっとする、目が疲れる、肌が乾燥するなどの症状も出やすくなります。

PMSに効く漢方薬って?

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