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素晴らしすぎる桃の力

この時期スーパーに行くと大体入ってすぐのところにそろそろ旬を迎えている桃が並んでいますね。私は果物の中で桃が一番好きです。あの甘い芳香にたまらない幸せを感じます。

美肌からガンの予防まで

桃には利尿を助けるカリウム、腸内の善玉菌の餌になる食物繊維のペクチン、疲労回復を促すリンゴ酸やクエン酸、コレステロールを下げるのに役立つナイアシン、抗酸化力が高く、老化防止やがん予防も期待できるカテキン、染みやそばかすの予防になるビタミンEなどが含まれる栄養満点の食品です。また桃はその約87%が水分なので、最近気になる炭水化物はリンゴやバナナに比べても少ない1個あたり20g程度とされていて、甘さを感じても、糖度をそれほど気にしなくて良い嬉しいデザートです。

桃の起源

桃は、中国の黄河流域で三千年前ほどから栽培されていたとされています。『古事記』や『日本書紀』にもその記述があるほど古く、平安時代には水菓子と呼ばれ珍重されていたようですが、当時の桃はそれほど甘くなく、祭事用や薬として扱われていたことの方が多かったようです。日本の桃が今のように甘く美味しくなったのは、品種改良が重ねられた明治以降です。

中医学からみた桃

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