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“みちくさすれば、まちがみつかる”そらいち東村山2に出店した話

東村山編集室 地域ライターのオキタリホです。
本日は番外編!私のお店が東村山市のイベントに参加した話。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2023年3月19日(日)、東村山駅で行われた【そらいち東村山2】に出店させて頂いた。
ENCOUNTERとしてイベントに出店するのは初めてのこと。

そらいち東村山2(以下そらいち)は、高架化が進められている東村山駅周辺の新たなまちづくりに向けて、まちなかというパブリックスペースで人々の活気や交流の機会を創り出すことを目的とした社会実験型のマーケットイベントだ。
ただのお祭りではなく、ここから新たな東村山駅エリアを考えていく、まちづくりに携わることができる。

そのため、参加者はまずワークショップに参加する。
顔見知りから初めまして。いろんな面々が集い今後の東村山駅について話し合う場が設けられた。
“駅にどんなお店があったらうれしい?”
“駅前広場がどんな風になったら出かけたくなる?”
性別も世代も仕事も異なる人たちが集まると色んな意見がでて面白い。
みんな共通で【東村山がいい街になってほしい】という気持ちを持っていることも伝わってくる。

出店のみも可能ではあるが、実行委員から参加させてもらうことに決めた。
どうせやるならしっかりと関わった方がお客様感覚の出店よりもおもしろい!
実は学生時代は文化祭実行委員長をやってみたりなんかして、私は隠れお祭り好きなのだ。
実行委員として参加することで、他の実行委員の方ともコミュニケーションを取れるようになり、市内にはいろんな顔を持っている方がいるのだなーと感じた。
実行委員としては、希望者以外の出店お声がけリストアップをお手伝いさせてもらった。

今回は出店も53店舗と増えました!

今回はお店がある久米川駅周辺ではなくお隣の駅である東村山駅周辺のイベント。お店を飛び出して他エリアに知ってもらう良い機会。
保健所ルールがあり生野菜の使用は禁止。
もともと、ENCOUNTERのハンバーガーは【宮崎県産パイン牛】が売りで、
この柔らかくて旨味の詰まったパティをレアで焼き上げている。
バンズもパティもお店と同じものを使用することにはこだわりたかった。
価格や提供時間を考え、パティのサイズを小さくしてしっかりと火を通すことにし、野菜はオーブンでグリルしたトマトやキャベツを使った。
触感をプラスするためにフライドオニオンをトッピングし、お子様にも人気のデミグラスソースをアレンジ。
こうしてイベント用のチーズバーガー【そらいちバーガー】が完成。
当日はお店も営業することにしていたため、バンズの仕込みはいつもの何倍にもなってしまったが、なんとか目標数の100個を仕込み当日を迎えることとなった。

そらいちバーガー

3月19日は雨予報。前日は1日中雨で肌寒く、何人もの人に「明日売れ残っちゃうんじゃない?」と言われ心配で当日を迎えた。
少し肌寒かったが雨は降っていなくて、薄曇りといった感じだ。
当日もギリギリまで仕込みをして搬入のため会場へ。
荷物を移動させ、道路がホコ天になる10時まで待機。
今回は売り子さんとしてコタ珈琲のしほさんにもお手伝いにきてもらった!

以前のインタビュー記事にもあるが、元々同じ会社で働いていた私たちだが一緒に働くのは初めて。
前職場の言い方でいえば“初コンアモーレ”だ。
それもとっても楽しみだったので「手伝いますよー!」と声をかけてもらってうれしかった。

出店した東口のブース

当日はスタッフ4名体制で臨んだ。
調理に2名。レジ係に1名。アテンド係に1名。
前日の雨の影響で事前準備ができず、テント設置からの機材の搬入はなかなかギリギリになってしまった。
ほぼぶっつけ本番状態で11時になってしまったが、気合だけは十分でそらいちスタート!
なんか天気も良くなってきたし、楽しもう!そんな気持ちだった。
が、開始からお客様に来て頂き、気づくと列はどんどん延びていきアテンド係が見えないほどになってしまった、、!
急いでつくらねばー!と焦っていたところに、突然オーブンが止まる、、、!
「、、、、!?」私の思考も停止。

落ちる前のピクルスと私

あとで運営スタッフの方に主電源のコンセントが抜けていたことを聞いたが、その時は復旧までが長く感じて、慌てすぎてバーガーに付属するピクルスの瓶を落として割ってしまった。
瓶の割れる音が響き渡り、床はピクルスだらけ。
(そのせいで後半ピクルスがついてなかったお客様がいらっしゃったかと思います。。本当に申し訳ありませんでした。)
機材設置の関係で調理スタッフはお客様にお尻を向けた状態。
失礼極まりない上に更にお待たせしてしまったのに、お客様はみなさん優しく
「ずっと気になってました!」
「Instagramみてます。」
「以前テイクアウトしたことあるんですよー」
と声をかけてくださって本当にうれしかったです!

列も落ち着いてきたころ、在庫も少なくなってしまい、
「あれっ?もうなくなる??」
残数を確認しながら、そらいちバーガーラスト1個をお渡し。
13時すぎに用意した100個が完売!
いつのまにか空は晴天で暑いくらいになっていた。

おかげさまで完売しました!

焼き菓子も持ってきていたので、それを販売しながら片づけをしたり、
各々出店ブースを見て回ることにしたが、どこのブースも盛況で会場にはたくさんのお客様の姿があった。
恐縮してゆっくり見て回ることができなかったが、西口エリアの桜の木の下でお客様も出店者さんもにこにこ会話しながら楽しんでいる様子が印象的だった。

東村山ってこんなに人が集まる場所なんだな。
魅力あるお店がたくさんあるんだな。
きっとこう思ったのは私だけではないはず。

そらいち東村山2の来場者は14,715人!(速報値)
ファミリー層が多く、おとなもこどもも楽しめるイベントになったと思う。

西口の桜

初めての出店は反省だらけ。
①しっかりオペレーションを組んでおらず、提供時間がかかった。
②行列整理について運営側と打ち合わせをしていなかった。
③ハンバーガーの仕込み量が追いつかず早々に完売してしまった。
今後もイベントの出店はしていきたいのでここは改善していきたい。

でも、たくさんのお客様に喜んでいただくことができたし、(アンケートで美味しかったとコメント下さったお客様。本当にありがとうございました!)終了後もたくさんの方に声をかけていただき、まちと一体化できたきがした。
個人的には楽しむ前に終了してしまった感もあったが、そらいち後に
「そらいちで食べられなかったので」
「そらいちで美味しかったので」とどちらの理由でもご来店してくださる方もいらしたのと、
「なんかすごかったね!」「忙しそうだったね」とお客様とお話することが、私にとっては後夜祭のような気持ちになれてうれしかった。

今後これほどの規模でそらいちが続いていくかは分からないが、
実行委員として関わったエネルギッシュなみなさんが小規模なイベントやマルシェをどんどん企画しているので、そちらにもぜひ注目していただきたい。

“みちくさすれば、まちがみつかる”
何かをみつけるきっかけがきっとこのまちには溢れています!

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