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<蒲台 Po Tai> ~ 香港最南端 ~ 香港で1番美しい島|香港の離島や山々をめぐる会⑤

人は1番というものに惹かれてしまうようです。

前回の香港No.1標高に続き、今回は香港No.1の美しさ&1番南にある島に行ってきました。美しいかどうかは主観としても、最南端というのは紛れもない事実。

ところで日本の最南端ってご存知ですか?知るか!と思った皆さん、私もです。
・最南端→沖ノ鳥島
・最東端→南鳥島
学生の頃、定期考査の時に困ったことを思い出しました。名付け親のセンスに脱帽です。

香港最南端の島は「蒲台島」(ぽーたいとう)です。広東語の響きって本当にかわいいですよね、ただ発音が異常に難しいので、習得にはかなりの時間を要します。もし広東語が気になる方はこちらもぜひどうぞ!

まずは、蒲台島(Po Toi Island)の概要から。

1960年代は約4,000人の住民がいたらしいですが、現在は、わずか十数軒の住宅が残るのみとなっています。特に産業などはありませんが、海岸線でとれる岩海苔が有名です。

香港1美しい島と言われており、南シナ海の波に侵食された複雑な海岸線の地形と奇岩は風光明媚な景色を生み出しております。

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アクセス方法はアバディーン(香港仔)とスタンレー(赤柱)の2か所から可能です。ですが、毎日運行ではないので注意が必要です。

アバディーン⇔蒲台島は所要約60分
スタンレー⇔蒲台島は所要約30分

火・木曜運行(祝日は除く)
アバディーン発/10:00、蒲台島発/15:30

土曜運行(祝日は除く) 
アバディーン発/10:00&15:00、蒲台島発/14:00&16:00(スタンレー経由)
スタンレー発/13:20、蒲台島発/12:40

日曜・祝日運行
アバディーン発/8:15、蒲台島発/18:00(スタンレー経由)
スタンレー発/10:00&11:30&15:30&17:00、
蒲台島発/9:15&10:45&15:00&16:30

料金は、蒲台島の住民以外は同日往復でHKD50(700円)です🚢

▶アバディーンからポータイ島へ

今回は土曜日に行きましたので、アバディーン発となります。

アドミラリティー駅よりシティーバスの70番に乗車→アバディーンフュッシュマーケット下車→徒歩で埠頭へ向かいます。船の時間まで少し間があいたので、フュッシュマーケットを散歩しました。

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ここは船着き場、魚が売っていてもおかしくありませんがアジアでは内陸でも魚が売っています。新鮮かどうかって?ご想像にお任せします。
が、生ではなく独特の調味料をふんだんに使って食べるので結果として味はいつもおいしいです。

話がそれました、船着き場です。蒲台島行き以外にも、ラマ島行きの船も発着するようです。

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船に乗り込む前にオクトパスカードを使ってピッと支払い、この時に復路チケットをもらえますので、忘れずに保管しましょう!

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今回、利用の船。屋内はエアコン付きなので快適です。

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60分ほどすると、見えてきました。香港の南極というよくわからない異名を持つ島です🏝

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こちらが島のマップです。

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ここからは、なだらかなコースをウォーキング感覚で進みます。香港であることを忘れてしまいそうな雄大な景色です。やっぱりこういう深い部分は住んでいるから分かるんだよな~、と思います。

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最初の見学スポット「古代の岩の彫刻」です。3,000年ほどの前に彫られたと考えられているようです。

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続いては、「佛手岩」。仏様の手に見える事からその名がつけられました。見えなくもない、見えるとも思う、それはもう個人の感性。

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これが花崗岩(かこうがん)で形成されている浸食エリアですね。断崖絶壁ですのでお気をつけて。※侵入禁止区域ではなく自由に入れます。

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香港の最南端からは、遠方に担桿列島が見えます。ここは香港ではなく中国の無人島群です。

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さて、お次は「126灯台」。香港で素も南に位置している灯台だそうです。この島の沖には、香港や広州に入る船がひっきりなしに通過します。

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▶いざ山登り

さて、その雄大さに絶望を感じつつも山の頂上まで向かいます。過去の鍛錬のおかげか、ぎりぎりギブアップの手前で頂上につきました。

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頂上の記念碑。海抜188メートルの牛湖頂の最高地点をあらわしています。

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ここからは下り坂です。眼下にはフェリーが到着する埠頭が見えます。

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かなり体力を消耗したので、ご飯としましょう。島で唯一のきちんとしたレストラン「明記海鮮酒家」にお世話になります。海岸の上にあるような感じでよい雰囲気です。クルーザーで来ているお客さんも多く、西洋人も結構いました。

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▶それでは料理のご紹介

■岩海苔のスープ
美味!上質な岩海苔に小エビが入っており、スープも素材を生かした薄味です。覚えていますでしょうか?この蒲台島は岩海苔が有名です、つまりこの島名物スープというわけです。

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■エビの黒コショウ揚げ
美味。ふつうは茹でたエビを醤油につけて食べますが、今日は黒コショウ風味。そのまま食べれます。

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■エビのオムレツ
鉄板においしい優しい味です。

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■イカの天ぷら
いわゆる、カラマリですね。これもはずさないアイテムです。

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■炸子鶏
これはただの雞料理じゃありません。鶏を丸揚げする料理で、大きな調理器具が必要なので、大きい広東料理のレストランでないと食べれません。店員さんおすすめの一品で、海苔スープと2トップのお味でした。

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■白菜のニンニク炒め
白菜と書いてバッチョイと読みます。日本の白菜とは違い、青梗菜に近い感じです。

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■揚州炒飯
定番のチャーハンですね。でも、これもレベルが高い。

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この明記海鮮レストランはかなりのハイレベルでした。ただ、離島価格なのか、若干お値段はお高め。5名で料理7品とビール大瓶5本でHKD1,400(約20,000円)。でもたっぷり飲んで食べて一人4,000円は悪くない気もします。なにせたっぷり飲んでますから、たっぷりと🍺

レストランでは速攻で食べて飲んで、14:00発の船にダッシュで乗船できました。帰りはスタンレーに戻りましょう。スタンレー到着。14:30 解散!!

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ここからはバスでアドミラリティーやセントラルへアクセスできます。

いかがだったでしょうか。きれいな景色は南極だったのかどうかは、不明でしたが雄大な様子をお伝え出来たかなと思います。実は、実質3時間しか滞在してなかったのですが、濃密な時間を過ごせました。

ちなみに帰る前にこっそりとお土産を購入していました。この岩海苔の安いこと。1袋HKD10(140円)の破格!楽天で見たら一袋1,000円以上もする高級海苔だったんですね。

4袋購入して、夜に粉末チキンスープをベースに、岩海苔と小エビと中国ブロッコリーとネギと溶きたまごでスープつくってみました。海苔のサイズ感はiPhoneとの比較でご覧ください。とってもおいしくできました👏

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この島は、他にキャンプや天体観測なども盛んみたいです。ご飯もおいしくて「また来たいな~」と思った島でした。といって本当にまた行くかどうかは別の話ですけどね。

香港で1番美しい島の、1番おいしい岩海苔に惚れた日でした。

次回は、香港人も余り知らない島「東龍洲」をおおくりいたします!
香港離島は自分でももちろん行けますが、広東語しか通じなかったり、乗り物がローカルだったりと困ることもあります。そんな時はパンダバスへご相談ください🐼💛


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