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お皿がフリスビーのように飛んできて、愛想はほぼ0なのに癖になってしまうレストランとは。|香港

突然ですが、意外にランチ代ってお財布を圧迫しませんか?日本のワンコインランチが恋しい、香港時代の中の人の口癖でした。

お金のかかる旅行だからこそ、安くおいしく楽しい!をお伝えしたいと考えていたらそれは、私が毎日感じる悩みと一緒でした。馬鹿の一つ覚えのように同じものばかり食べていた日々を回想、日本では信じられない愛想を目撃して、日本のワンコインランチは奇跡だと思ったそんな話です。


▶茶餐廳=香港の大衆食堂

平成生まれの私、大衆食堂と言われても正直あまりピンとこないです。ファミレスに近いものかな~くらい。
この画数が多くて困る漢字の読み方は「ちゃーちゃんてん」です。なんとも響きはかわいいですが接客態度がかわいくないのが大きな特徴。

入店→自分で空いてる席に座る→おばちゃんに注文→(5分くらい)→フリスビーのような勢いで飛んでくる注文した料理→レシート持って会計へ→退店

大まかにいうとこういう流れです。ポイントは「愛想0」「フリスビーのごとく飛んでくる皿」です。ちょっとこぼれるミルクティーは気にしない、最初は驚きましたがだんだんと愛らしく感じてしまいいます。茶餐廳、とにかく安いです。ご飯+ドリンクで45~60香港ドル(600~800円)くらいです。しかも提供が早いので会社のお昼休みにピッタリ、広東語は話せませんでしたがメニューを指差して何とかしのぎます。

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(尖沙咀・半島中心2階の茶餐廳、中の人のお気に入り)

■余談
香港は相席文化です。4人席だったら、1人X4、2人X2、3人X1+1人のパターンなのでいきなり隣に知らない人が来ても驚かないでくださいね🐼


▶メニューは無限大

茶餐廳にも一般的なメニューはあるのですが、A4の紙表裏びっしり+壁一面というような豊富な種類も楽しいポイントです。

なので、こういう風に覚えてください。
「茶餐廳にはなんでもある」

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(尖沙咀・場所不明…カレーの牛腩飯)

どういう在庫管理なのかまったくわかりませんが、とにかく食べたいな~と思った料理を伝えると出てきます。(値段は推測しないといけないですが)
基本お肉の種類は、牛・鶏・豚・ハム・ガチョウなどなど、麺は卵麺・米麺・マカロニなどなど…。なんとなく読めるけど読めない漢字から注文するのも楽しいです。

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(尖沙咀・半島中心2階、五香牛腩飯)


▶お気に入りメニューは「牛腩飯」

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(尖沙咀・どっかのビルの2階、スープに入ってる牛腩飯)

お待たせしました、先ほどから写真に記載している「牛腩飯」。読み方は「あおらんふぁん」です、英語にすると「Beef Brisket Rice」です。

…。日本語にすると「牛バラ肉ご飯」になりそうです🐄
ホロホロのお肉と濃い味のタレが白いご飯にどーんとのっている料理です。ひとことに牛腩飯といっても、カレー味だったりお漬物とお肉のコラボだったり、スープにお肉が入っているものだったり、バラエティーは無限大!

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(尖沙咀・半島中心2階、いつもと違うスタイルの牛腩飯)

ただ注意点は、ご飯が日本のものと違いややパラパラしているからなのか、お皿が大きいのか、盛り方がぎゅうぎゅうだからなのか…すごいボリュームなんです。おなか一杯になって昼の後の仕事には確実に支障が出ますのでお気を付けください(笑)

13時に食べたら15時くらいまでは眠くなります

香港って美食の宝庫って思いますよね?もちろん高級レストランでの食事はおいしいです。ほっぺが落ちるような北京ダック、豪華海鮮、しびれる辛さの四川料理。一度来たからには食べたい数々の料理はあります。
少し長く滞在する機会があれば、今日紹介したような地元に愛される大衆食堂の茶餐廳にも足を運んでほしいなと思います。


今回は熱く好きな牛腩飯に絞って話してしまいましたが、香港のランチ事情についてはInstagramでも紹介しているのでのぞいてみてください!

Instagram:@pandabus_hongkong
ハッシュタグ:#ささらんち

土曜日なのでゆるゆるでお届けしました!
よい週末を~🐼

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