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地震事前準備のススメ-令和6年能登半島地震を経験して-

令和6年能登半島地震により被害に遭われた方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。私自身も少なからず地震の影響がありました。震源地から少し離れてはいますが自宅が大丈夫であった私の体験が、もしかすると皆さまのお役に立てばと記事にしました。

水道が出るうちにお風呂に水をためておく

まず第一に、地震が起きたら命を守る行動が何よりも最優先です。その後の話となります。地震直後は水が出ていましたが途中断水という経験をしました。今回、水道が出ているうちにお風呂に水を張ったことで、生活用水の対応が何とかできています。特にお手洗いの水はあると非常に助かりました。

また、意外にそもそも給水を受けるタンクがなくて、ホームセンターなどではポリタンクが売り切れてたりしました。折りたためる大容量の水タンクがあるのでこの辺りを事前に確保していればよかったなと感じました。

ガソリンは常に満タンに&車内に充電設備を

震災の際にはガソリンスタンドに長蛇の列ができますし、一回に入れられるガソリン量に制限があったりします。そうならないように常に車のガソリンは満タンにしておくようにしてあるので、いざという時安心でした。ガソリン車にとってガソリンは震災時は貴重ですし、道路も陥没している可能性もあるので不要不急の移動は避けたいところです。

また、停電に備えて車でUSB充電できるようにしておくのは今の時代必須級かもしれません。また、100Vの電源を取れるようにしておくのもできればしておきたいところ。そうすれば、ノートパソコンなどで仕事もできたりします。これがあるないで全然変わってきます。

家庭用の無停電電源装置(UPS)もあるといい

停電時に無停電電源装置(UPS)があれば、そこからモバイルバッテリーなどにも充電ができるし、最低限の電源を確保できます。また、普段からこれがあると、瞬電による影響も避けられるので家庭用の無停電電源装置は役に立ちました。

リュックに必要なものを入れておきすぐ持ち出せるようにしておく

これもとても大切です。普段からリュックに非常食や着替え、マスクやカイロなどを入れておき、有事の際にはそのリュックを背負って避難すれば問題無い環境を作っておくことです。我が家には常にそのリュックがあります。ただ、今回の震災でリュックの中を見返してみると、古くなっているものもあり、定期的に中身を点検することも必要だと思いました。

非常食と飲料水を普段から確保しておく

これもとても重要です。有事の際はスーパーやコンビニから欲しい商品はすぐになくなります。特に水はすぐ売り切れます。そのため、飲料水は常に一人当たり10リットル位自宅に常備しておくと安心ですね。また、停電に備えてLED懐中電灯などがあるといいですね。通常の懐中電灯は時間が経つと電池切れで使い物にならない可能性大です。コンビニエンスストアに走って事なきを得ましたが我が家がまさにそうでした。

大地震が来ても物が落ちないような工夫を

天井に突っ張り棒を張り、タンスや食器棚などが倒れないようにするなど、工夫をしておけば比較的高い震度にも耐えられる印象です。また、「これ地震があったらやばいよね」という置き方をしてるのであればこれを機に直したほうがいいですね。

経営者であればあわせて従業員の安否確認を

こういう震災の際はどうしても自分の家庭に目がいきがちですが、経営者であれば同時に会社のケアもしなくてはいけません。

従業員全員が無事か、そして社屋は大丈夫か、お客様や取引先は大丈夫かなどなどです。普段家庭できっちり備えをしておけば、経営のケアに最大限力を注げます。

ついつい忘れがちですが、家庭と同じように会社のほうもいざという時に連絡体制を作っておいた方がいいですね。また、うちの場合は固定電話も含めて普段から完全リモートワークができる体制、すなわち会社に誰もいなくても業務が通常通り行える体制にしているので、業務には全く影響はありませせん。リモートにしておいたのはこういう時にも力を発揮するのだと感じました。

こういう時こそ地震に備える絶好の機会

私は東日本大震災を機に、自宅で震災に備えておきましたので、今回のことがあった際にも、周りと比べると影響がなかったように感じます。ただそれでも、不十分だと感じることがありました。今まで震災を経験されていなかった方はこれを機に、震災対策を見直されてみてはいかがでしょうか。その際にこの記事をお役に立てれば幸いです。

被災された皆さまが一日も早く平穏な日々を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。


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