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長男が起立性調節障害と診断を受けるまで

中3の長男が、起立性調節障害と診断されたのは、中1の12月でした。

診断がついてから思い返せば、小学校の6年生の頃には、週末は昼過ぎや夕方まで寝てしまう状態でしたが、平日は普通に学校に通っていました。周囲からも「眠い年代だから」と言われたし、私もそう思っていました。

中学入学後、あれほど健康だった長男が、月に2-3回、学校を休むようになりました。朝から頭痛や腹痛がして、起きられないからです。中学入学は、環境の変化と言う点では大きなものだし、それがストレスなのかな?学校が合わないのかな?と思って、心配だけど見守っていました。

が、夏を経て、なにかおかしい・・・と感じました。昏々と寝続ける日があるのです。どんなに起こしても起こしても、気絶しているかのように目を開けない。12時間、15時間、目が覚めない。下手したら20時間寝てしまう。

小児科に行って「寝すぎるのですが」と相談したところ、返ってきた答えは

「寝すぎるという病気は、子供にはありません」

大人ならナルコレプシーもあり得るけど、中1では単に寝ているだけでしょう、とのこと。今考えると、ひどい答えだけど、私の聞き方も「寝すぎる」だったので、医師も分からなかったのかな・・・

でも小児科なのに、ちょっとひどい。

それからほどなくして、フェイスブックのシェア記事で「朝、起きられない病気、起立性調節障害」を見かけました。え?なにこれ?初めて聞く。でも、うちの長男はもしかしてこれなの??

ちょっと大きな病院の小児科で「起立性調節障害かもしれない」ので、とこちらから伝えてから診察をうけ、起立検査もして「数値がはっきりとはでないけれど、その傾向があるので、起立性調節障害でしょう」という診断を受けたのが中1の12月でした。

長男の不調の原因がわかって、ひとまずほっとしたけれど、起立性調節障害には特に治療法がない・・・診断を受けた病院からも、薬も出ず、1ヶ月に1度、診察を受けてもなにも変わらない・・・

中1の担任の先生にも報告したけれど、なんと起立性を知らなかった!中学校の先生でも、こんな認識なんだ・・・と衝撃をうけたのです。

もやもやした数か月間を過ごし、次の病院に行くことになります。


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