no.24 義母、誤嚥性肺炎になる(その2)
8/18(金)
急遽、午前中だけ休みをとった。
理解のある職場に感謝。
夫は「休まなくても良いのに」と言ったのだが、本心とは思えない。
昨晩は「おばあちゃんが死んだら困る」と、狼狽えていたのだ(*_*)
それより何より、私は医師の話を直接聞きたかった。
朝、義母の様子を見に行く。
点滴をしている側の腕の、とくに肘から下が水風船のように膨れあがっていた。大丈夫なのだろうか。
(なんと言うか、ポパイみたいになってる…)
医師が来るまで、義母の傍で待機しながら、巡回のヘルパーさんが書き記したメモを眺めて過ごす。
8/17(木)16:25
体温37.7℃ 血圧95/77 脈拍114
口呼吸している
息がハァハァしている
タンがゴロゴロ、出きっていない
発汗あり
※脈拍の114を○で囲んである。
21:00 (←この回は私のメモ)
体温38.5℃ 辛そうに見える
解熱剤を飲ませる むせ+
22:00
体温38.4℃ 尿(少) 便(-)
口腔ケアを行う
8/18(金)5:50
体温37.2℃ 血圧129/118 脈拍114
・・・
午前8:30頃、医師の往診あり。
義母の呼吸はやや荒い。血中酸素濃度は93% (正常値より低い)
医師はひと通り診察をしてから
「誤嚥性肺炎に罹っておられます」と言った。
誤嚥性肺炎は、義母のような高齢者にとって「宿命のようなものなので」とも。あとは、義母がどれだけ持ち堪えられるかにかかっているとのこと。
医師は義母に声をかけながら、痰をとる処置をし、看護師と点滴の輸液を交換。これから、痰を取り除く装置と、酸素吸入装置の手配をするとのこと。
おそらく、今できることはここまでなのだ。なるだけ苦痛のないようにし、後は自然に任せることにしたのだから。
とは言っても、何かあるごとに心は揺れる。(にんげんだもの)
だからこそ、繰り返し確認し合うことが大事なのだと思う。
医師と看護師を見送りに出ると、9時前だというのに、外は夏の強い日差しが照りつけていた。朝9時の巡回のヘルパーさんに、往診の際の処置のこと、これから酸素吸入か始まることなどを伝える。
それから、往診の内容を夫に伝える。
夫は私に居てもらえて助かった、と言った。(ま、こういうことは言ってくれる)
義父には夫から伝えてもらうことに。
義姉には、義母の様子にプラスして
「今のうちに顔を見てあげてください」とメールで伝えた。
義姉には義兄への連絡もお願いした。
今年の一月に義母が戻って以来、顔を見せない二人。
義母がやろうとしなかった宿題は、今もそのまま残っているのだ。
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