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「リアム地蔵、もしくはケンドリ地蔵」サマーソニック2023リアムギャラガー見る為に一人で参戦するレポ5

(前回の話/レポ4) 

(続き)
そんな訳で、ケンドリックとちゃんと友達になるにはまだ関係が浅すぎるが、知り合いにはなった。とにかく色んな意味で凄いらしいということは分かったので、「観に行く」というより「体験しに行く」という目的で、ケンドリック・ラマーを自分のタイムテーブルに組み込んだ。

リアムの順番は、ラストのケンドリックラマーの一つ前、同じくマリンステージに立つので、ちょうどいい。あとは、最新アルバムをたまたまSpotifyで聞いていたオリジナル・ラブは観ることにして、Awichは行けたら行くことにした。
サマソニのことを調べていく中で、「ミスチル地蔵」というワードに行き当たった。 これは過去のサマソニで、ミスチルの一つ前の出番であったスマッシング・パンプキンズの演奏中からミスチルファンが最前列を陣取り、無気力にその演奏を見る姿をネット上で〝地蔵〟と揶揄されたものらしい。 「これがミスチル地蔵、、、。」 そのワードの可笑しみとは裏腹な事実に、私は恐れをなした。

過去訪れた野外フェスでも、最前列に行ったことはない。しかし私は今回リアムを観ることが最重要課題である為、へたに中途半端な位置に着かずできる限り前の方に行こうと考えていた。その為には、一つ前のアーティストがやっている頃には確実に現場にいたほうがいいとの情報をYahoo!知恵袋で得ていた。
「ええと、リアムの一個前は、、SOL ‥‥ソル、、。」 私はケンドリックに続き、ソルのことも全然知らなかった。 SOL(ソル)とは、韓国の男性グループBIGBANG(ビッグバン)のメンバーであるトン・ヨンベ氏がソロ名義で活動する時の呼称であることが判明した。さすがにビッグバンというグループ名は知っていたが、曲はわからない。Gドラゴンしかわからない。 しかし「ミスチル地蔵」の件を知ったことで、私はサマソニという試合に対しより気を引き締め、ソルともある程度知り合いになる為に彼の楽曲を聞いてみることにした。 歌がうまい。
歌がうまい、というのはかなり重要なポイントだ。歌がうまい人というのは、その世界観とか楽曲の好みを差し置いても、まず聞いていられる。それがビッグバンのメンバーというのだから、これは実際生で観たら地蔵ではいられないのではないか。ゆっくりめなバラード曲も多かったので、方向的には「聞き惚れる」感じでいこう。これでソルとも知り合いレベルにはなった。

フェスに参加する以上、「リアム地蔵」にならないように気を付ける。これは祭りだ! しらけているわけにはいかない! そしてリアムの後に控えるケンドリックラマーの影に潜む「ケンドリ地蔵」達がいるかもしれない。

もしもリアムを聞いている最中にケンドリ地蔵が後ろからすごい押してきたらどうしよう。。。。コワイ。。あとオシッコ我慢できなくなったらどうしよう、、、気持ち悪くなって吐いちゃったらどうしよう、、、どれ位ぎゅうぎゅうなんだろう、、私は満員電車も苦手だ、、あんなのまともな人間が日常として許容できる状況じゃないよ、、、

フェス、恐るべきフェス。単独公演ならば何も考えずにいられることが山盛りだ!! しかし、私は2万円のチケット代を払い、このフェスに無謀にも参加する!死に物狂いで楽しまなければ負けだっっっ


ちょっと冷静さを失いそうだったので、携帯をいじる。
リアムがまたツイッター、現X (エックス)で呟いている。9時間前の投稿。

「Mizu wa kamidesu」
ミズ ワ カミデス
ミズは カミデス‥‥?

なんなんだリアムそりゃあ!? 既に日本に上陸しているので、日本語的な、何かを言いたかったのかぁ!? Water is God??  日本の水が美味いってことかぁ!? 日本の水道水は確かに世界でかなり高い水準を誇る筈だけどぉ!?


とにかく、リアムが妙な日本語で何を呟こうがそれどころではない。 やるしかない。明日、千葉に乗り込む。

(続く)


ゲンキダ ヨ

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