石けんシャンプーにしてみる。その1 石けんシャンプーのよしあし

石けんシャンプーをはじめてはや15日が経過した。
「15日かい。」
そんなツッコミも聞こえてきそうだ。
はじめたきっかけは手づくり石けんをつくったことだった。
最初から『石けんシャンプーをするのだ!』と意気込んで石けんをつくったわけじゃない。
わたしはただ手づくり石けんで顔やからだを洗いたかっただけ。しかし、いざ使うと手づくりの石けんで洗うってとても気持ちのいいもの。
つくったらシャンプーもしたくなってしまったのだ。

そもそも
「石けんシャンプーってなんやねん。」
という方もいるだろうから、簡単に説明すると
市販のシャンプーのかわりに「石けんを使って髪を洗うこと」である。
わたしの場合は固形の石けんだけど、
液体の人もいる。

要は合成界面活性剤を使わずに髪を洗いたいよーということだ。
昨今はゴミを減らす目的で固形のシャンプーバーを使う人も増えているので、耳にしたことがある人も多いかもしれない。
「固形の石けんイコール安全なもの」ではないが、余計な添加物が入っていないものはヒトと地球にやさしい。


使用しているのはコールドプロセス製法の石けん。元々コールドプロセスの石けんは好きで使っていて、ずっと自分でも作ってみたいと思っていた。

ちなみにコールドプロセスの石けんというのは、熱を加えずにつくる昔ながらの製法で、1ヶ月以上熟成そして乾燥させてつくる石けんだ。保湿成分がしっかり残るのでしっとり洗うことが出来る。自分で作れば入っているものもわかるしなんだか安心。
わたし自身、もともとアトピーで肌は敏感な方で昔から食品などでヘアケアやスキンケアを試すのも好きだった。

『出来上がったら顔とカラダに使おう。』
そう思っていたのだけど、いざ使い出すと手や顔だけじゃなくて全部自分が作ったもので洗えたらいいのに、という気持ちになってきた。
そしてフツフツと思いが湧いてくる。
『また石けんシャンプーしてみよーかな。』
そう、わたしは以前にもチャレンジしている。2度も。
そう挫折している、2度も。

しかし、今回はもう約2週間続いている。
いける。
いけるぞわたし。

ちなみに石けんシャンプーの何がいいのか。
色々調べたところこんな感じだ。

・余計なものが添加されておらず安心
・髪のキューティクルにダメージがなく使い続けることで髪にハリが出てつややかになる
・顔、髪、身体全て石けんで洗えるのでムダなプラごみが減る
・お風呂場に置くものが減る
・合成界面活性剤など水が汚れる原因が減る
・地肌や髪が本来の働きを取り戻す

今のところはじめて間もないので
既に上記のように感じていることもあれば、
まだ実感がない部分もある。

『こんなにいいことあるならなんで挫折するの?』
『なんでみんな普通のシャンプー使うの?』
そう思うよね、わかるわかる。

しかしながらあるんですよ、絶望的問題が。
これで挫折したんですよわたし。

洗髪後の髪がキシキシ。
なんなら洗髪中からキシキシ。

これ、これなのだ。
これが挫折に追い込むのだ。
理由はどうやらこういうことだ。

①石けんはアルカリ性なので髪のキューティクルが開いた状態になり、引っかかるようにきしむ。
(このあと弱酸性に戻さなけれはばキューティクルは開いたまま)

②人工のコーティング剤などがはいっていないため、髪がハダカのように無防備な状態。ここは自分の髪次第。素髪がパーマやカラーで傷んている人は尚更キシキシするはず。
ちなみにわたしはパーマもカラーもしている。
アーメン。

このキシキシを乗り越えないと
石けんシャンプーは続けられないのだ。
「石けんシャンプーいいならやってみよー。」
とはなかなかいかない。

このキシキシを緩和するアイテムがある。
それが、

クエン酸や酢を用いた『リン酢』

上手にリン酢を使うことで
キシキシを緩和し、石けんシャンプーを続けられるモチベーションを手助けできる。

次回は具体的な石けんシャンプーとリン酢の仕方、石けんシャンプーを続けてみた感想をつづる。

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