わたしがノートを始めた理由

わたしがノートを始めた理由は二つある。

一つ目は、旧い友人が「毎日noteを書く」ということをこのコロナウイルスによる自粛生活の中で続けているのを知ったからだ。頭が良く、わたしが密かに尊敬している人たちのうちの一人である彼の文章は、意見が端的にまとめられていて非常に読みやすい。彼のnoteを読んでいて、最初は“へえ〜、またなんかすごいことやってるワ”ぐらいにしか思っていなかった。

しかし毎日noteを書くと言っても、毎日毎日小難しいことを書いているのではないということに気づいた。何気ない日常の中から話題を探し、膨らませ、それについて自分がどう思うのか述べる。簡単に言うとこういう形だ。それならば普段日記を書いている(と言っても毎日ではないが…)わたしにも出来ることなのでは?と思い、始めてみようかな、と思った次第だ。

二つ目は、文章を書く力を身に付けたいと思ったからだ。ここまで書いていても実感したが、わたしは他人に物事をわかりやすく伝えるような文章を書くのが苦手だ。日記ならば自分にさえ伝わればOKなのでスラスラ書けるが、「他人の目に触れる」ということを意識すると途端に筆が遅くなってしまう。

「他人に伝えるための文章」を書くのが苦手だと最近感じたのは、英検のために勉強していた時だ。
わたしは高校生の頃、英語が得意教科だった。特に英作文が得意で、英作文を書くのが好きだった。テストでは真っ先に英作文の問題から解いたものだ。
しかし久しぶりに英検の問題集に載っていた英作文の問題に手をつけると、むむむ、、書けない、、、となってしまった。英単語が出てこなくて書けないのではなく、その題に対しての意見が日本語であろうと出てこないのだ。これは英語力の低下ではない。「論理的に考え、説明する力」が衰えてしまったのだ、と思った。

思い返してみればこの一年、文章を書くということをあまりしてこなかった。たまーーに出されるレポートの課題はまとまらない文章で“文字数が足りてればいいんでしょ”という気持ちで出していたし、一日の大半をInstagramとYouTubeに溶かしていた。そりゃあ考える力も書く力も衰えるなあ…
そこでこのどこにも行けない自粛期間、文章を書く力を培いたいと思いnoteを始めた。

わたしがnoteを始めるきっかけとなった彼のようなスタイリッシュな文章にはまだまだ程遠いなあ…と思ったが、どんどん文章を書いて向上させていきたい。