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ももクロ配信ライブ「PLAY!」はたくさんの新体験

「新しいもの作るの楽しいね!」

そうエンディングでももクロが語った配信ライブ、「PLAY!」

完全版の配信が始まったので見返しました。期限は12月30日まで。冒頭にあるとおり、新しい形の配信ライブでした。

私は推しが可愛い!という楽しさはもちろんですが、勝手にこんな所がすごいと想像することが多いです。特に今は普通にライブができない状況で前を進むももクロちゃんがすごいので。感想もそんな要素も含んでますので、ご了承ください。

とはいえ、ももクロちゃんは可愛い!

今回のライブを個人的好みのハイライトを上げるとすれば、あんた飛ばしすぎ!の学生衣装で踊る「デコレーション」ですね!見返して改めて思いました。

あんとば衣装は夏菜子ちゃんは不良、詩織ちゃんが生徒会長、あーりんがスケバン、れにちゃんがセーラー服と機関銃的な衣装と妄想しがいのある世界観。コスプレに近い学生服です。

デコレーションは曲のMVがトラックの倉庫でバチバチに踊るカッコイイ曲なので、あんとば衣装との相性が抜群なんです。

あんとばMVでは黒に短髪のウィッグを被った真面目系な生徒会長だった詩織ちゃんが、今回のライブでは髪色も明るくなって学ランを着こなしててチャラかっこいい感じに!!デコレーションのときは前のボタンを開けて中に着ている黒Tシャツをチラチラ見せてくる感じがもうたまらなかったです。黒Tシャツ、何かのグッズだったのかな…分からなかったけど白地で胸元に「愛」と刺繍があってチャラかったです。

夏菜子ちゃんとれにちゃん、あーりんとしおりんの2人に分かれて踊りはじめるんですが、衣装と曲でもう最高なのに、りんりんコンビ(あーりんとしおりん)の破壊力ですよ。可愛い格好のままの2人も素敵なんですが、しおりんが少しシュッとした格好良さの衣装のときはあーりんの甘い女子感との対比が最強のペアになります。プリキュア初代に近い感覚かもしれません。


XRステージとアナログの工夫

なんだかんだアナログの部分もあると愛着が湧くなぁと思ったのは、「ももクロの令和ニッポン万歳」。画面にレインボー色の文字が各県ごとに出てくるのも可愛かったし、ステージに白い箱で日本の列島を表していて移動しながら歌っていて。島の上に地図アプリのポイントみたいなマークはデジタルで投影されていたのかな。

「ゲッダーン!」は好きかどうかというより、とにかく印象に残ってた曲でした。笑 ステージを中心にXRステージで広域空間にメンバーと一緒に踊る無数のダンサーという絵は、インパクトがかなり強かったです。笑

あとゲッダーン!は昔の曲で聴く機会が少なかったので、改めてめっちゃキーの高い曲だなぁと思いました。それを歌いこなしてる姿もよかったです。

そうそう、「The Diamond Four」の歌詞も!これは完全にアナログな仕掛けだったかな?歩きながら歌ってる歌詞と合わせて後ろの壁に歌詞が描かれていたり、のれんに歌詞が書かれていたり。こうしたタイミングが命!みたいな演出は生放送ということもあって、ライブという意識になります。歌詞も1つ1つが遊び心があって、視覚トリックを使っているものとか、じっくり見たいですね。

全デジタルな背景はXRステージという技術だそうで、背景が全部変わったり映像で見せることが前提の配信ライブだからこその挑戦。観てる側からは分からないけれど、裏方の人との連携がすごく重要そう…。


演技力のせいで面白すぎた茶番

曲が終わってからトークを交えつつ移動するももクロちゃん。「こんな舞台裏見せていいの?」と話しながら休憩がてら外へ出ようとドアを開けると、時間は夜のはずなのに何故か空が明るい。

あれ?と思った時には開けていたドアが閉まり、開けようとしてもあかない。どうしよう…?と真剣に話すメンバーたち。昔の茶番をよくしていた頃より演技力が上がっていて、ガチシリアスな雰囲気がすでに笑える…。

何故こんなことに?と話すうちにあーりんが「たしかに朝起きたときから目覚まし時計、止まってた」とピンク色の目覚まし時計を取り出す。それを見てしおりんも「私も食べたはずのナンが戻ってた」と真剣な眼差し。

こんな調子で茶番がしばらく続いてました笑。いやぁ、もう茶番をやらせたら右に出る人はいないんじゃないでしょうか…。

いつか新喜劇みたいなコメディをやってほしい…!他にも色々ありましたが、めちゃめちゃこの茶番が面白くて好きでした。


ハッとするセトリ決めターン

今回のライブは「参加型」ということが言われていて、ライブの途中で観ている人がセトリを選ぶシーンがありました。どういう感じになるんだろう?と思っていると、セトリ決め1回目がやってきました。気持ちの準備をする時間があってよかった。

最初は「Chai Max ZERO」or「stay gold」

ライブ配信している画面の下にボタンが2つ出てきて、どちらかを選択。この時は私は「Chai Max ZERO」を即押し!自分が選んだ曲が流れると、「だよね分かる」という気持ちに。

2回目の「天国のでたらめ」「DNA狂詩曲」が票割れたかなぁと気がして、私は前者を選んだんですが流れたのはDNA!つ、強い…!という感じで、ライブを楽しく見ていたら急に選択を迫られる感じはちょっとしたドキッとしてライブ感がありました。

セトリをその場で決める、みたいなことが出来るってなると、生配信だからこそ出来ることが他にも新しく出てくるんだろうなぁと感じました。


飽きさせない作品づくり

通常のライブではアンコールを含めて2時間はあるのが普通、というイメージだったけど今回は1時間少しでアンコールはなし。映像がメインのライブだったから、熱中して観るにはちょうどいい時間でした。

それでも1時間以上、人を画面から離れさせないのって大変ですよね。テレビ番組だったら結末を見せる前にCM挟んだりしますよね。そうした人が見続けることを念頭に置いて、妥協なくやってたんだろうなぁと。ファンからすれば「ももクロちゃんがいるなら見てるよ!」という気持ちで、どんなライブだったとして見続けると思うんです…。

でも、以前なにかのトークとかで「飽きられないように作らないと」みたいな気持ちを話す場面はチラホラあった気がして。それは6月の無観客配信ライブからそうだったように思います。冗談混じりで「私たちだけじゃ絵が持たないよ〜」なんて言ったりしてますが。

一定数見てくれるファンはいるから、というのが妥協に繋がってなくて、それがずっと無いんだなぁということを記事を書いててふと気づきました。それってすごいことです。

ファンが観たいものという視点での作り方のあるんだろうけど、個人的には「想像してなかった」ものをどんどん作ってくれるのにこれからも着いて行きたいなぁ!という感じです。

今後、ライブが普通に出来るようになっても今回みたいな配信ライブなら続けて欲しいなと思いましたし、そうした前提(ライブができるようになっても配信ライブを新しいコンテンツとして続ける)目線を感じました。誇り高い推しチームです。


その人だからできる仕事をしたい

話は逸れますが、コンビニのPOPで絵のクオリティの高い人のものが話題になりますよね。反対に、絵をプロとして仕事にしているから働き先でサービスでは絵を描きたくない人もいます。どちらもいいと思います。

私が好きな佐藤雅彦さんという、ピタゴラスイッチを作った方は素晴らしいセンスと考える力のある人で。その人も働き始めの頃は雑用もしていて、でも美しい見積書のフォーマットを自分で作っていたと何かで知って、すごい人はどこにいても自分の仕事をしているんだなぁと感心しました。

そんなことを、PLAY!に到るまでのももクロちゃんの配信ライブを通して感じましたし、そういった所からも私は元気をもらっているんだと思います!

楽しいライブをありがとうございました〜!

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