【8月3日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「お泊り会」
昨日から林ん家に泊まって、フクダと林と夜通しダベった。
北高を卒業したみんなは、大学で空手を始めたり、初体験をすませたり、浪人して模試で早稲田の判定でAを出したりしてるそうだ。
そういう話を聞くと、自分は何をやっているのだろうと思う。卒業前、奴らには「プロボクサーになる」と真顔で言ってたけど、未だにジム探しもしていない。というかまともに運動すらしていない。何なら腹も出てきた気がする。
自分を知る人がいない所で、ただ自分ひとりで考えて生きるのは、楽だ。
でも、今の自分の状況や頭ん中をみんなに知られたらどうだろう。ボロクソ言われるかもしれない。
そう感じているということは、すなわち、自分こそがこの生活に負い目を感じている証拠だろう。
…そんな暗い気持ちを抱えながら、今日もあと一時間後にはすし屋でバイトするのであった。
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