僕の新生活に君はいない
何度も手放せなかった君のこと
光の数以上に人がいる都会のビルを眺めながら
僕は新生活に胸を膨らませる
昼間にかけたスーツのシワは伸びきっているだろうか
都会の電車が人身事故で止まらないだろうか
人混みをまっすぐに歩けるだろうか
そんな心配事さえももう僕は全てをワクワクに変えられる
何度も手放せなかった君は君からもう僕の元からいなくなっている
僕は君が大好きだったというのに
僕が君を幸せにしたというのに
君はそそくさと桜が芽吹く前に消えた
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