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🇺🇸強い雇用統計!金利上昇も株高⤴️⤴️(米国株1週間まとめ 4/1-4/5)







🇺🇸米国株

📈S&P500 : 5,204.34ドル 先週比:-0.95%

 週足ベースでは下落した。
 原油価格上昇によりインフレ懸念再燃、FRBメンバーのタカ派的発言、
強い米経済指標などから利下げ後退への懸念が強まり金利上昇、株安となった。

 金曜日の雇用統計では、経済の強さから、インフレ後退懸念によって、
株価下落かと思いきや良いニュースを良いニュースと受け止め株価は上昇。
しかし、金利とVIX指数も上昇しているため警戒感は強い。



○S&P500 週間ヒートマップ

 エヌビディアとテスラが下落。
 テスラは、第一四半期(1-3月)の納車台数が市場予想を大きく下回り大幅下落となった。




○6月の利下げ予想は61.0% → 50.8% へ下落!



⭕️NASDAQ:16,248.52ドル 先週比:-0.80%
⭕️ダウ平均:38,904.04ドル 先週比:-2.27%
⭕️ラッセル2000指数:2,083.2 先週比:-2.89%
⭕️2年国債利回り:4.763% 先週比:+2.96%
⭕️10年国債利回り:4.398% 先週比:+4.60%

⭕️ドル指数:104.290 先週比:-0.19%
⭕️VIX指数:16.01 先週比:+11.18%
⭕️強欲指数:61 GREED 先週末:71 GREED



💰その他指数

⭕️WTI原油:86.73 先週比:+4.36%

⛽️原油価格の上昇
①中東情勢への不安
 →イスラエルがシリアの首都にあるイラン大使館を空爆外交官殺害を受け
 て、イランが報復を予告。
②供給への懸念
 →ウクライナがロシアで3番目に大きな製油所などをドローン攻撃。


原油高により米国はインフレ懸念再燃。米国は利下げ後退懸念から株安。


⭕️金先物:2,349.1 先週比:+4.18%

💰金価格最高値を更新
①米利下げ後退が追い風
②中東情勢の地政学リスク
③インフレ懸念再来(インフレ化でも価値が減りにくい)



⭕️ビットコイン:67,785.00 先週比:-2.75%







🗞️投資ニュースまとめ


🇺🇸雇用統計


【非農業部門雇用者数変化】
 結果:30.3万人
 予想:20.0万人
 前回:27.0万人

【失業率】
 結果:3.8%
 予想:3.9%
 前回:3.9%

【平均時給】
 ⚪︎前年同月比
 結果:4.1%
 予想:4.1%
 前回:4.3%
 ⚪︎前月比
 結果:0.3%
 予想:0.3%
 前回:0.2%

【労働参加率】
 結果:62.7%
 前回:62.5%

※全て市場予想と同じ又は上回る結果となった。
○雇用者数増加の主因
 ・製造業(ISM製造業景気指数の結果も影響)
 ・医療サービス
 ・公務員
 増加数に占めるパートタイマーの割合が高いが、「パートタイマーしか仕事が見つからないという人」は減少傾向。米金利は上昇したが、経済の強さから株価も上昇した。

○ドルがG10通貨の全てに上昇
 
スワップ市場では米利下げ観測が後退し、0.25ポイントの利下げが完全に織り込まれる時期は9月に後ずれした。




🇺🇸ISM製造業景気指数(製造業)

 結果:50.3
 予想:48.3
 前回:47.8

【内訳抜粋】
 支払価格 55.8(予想 52.9・前回 52.5)
 新規受注 51.4(予想 49.8・前回 49.2)
 雇用   47.4(前回 45.9)


 金利上昇、ドル買いとなり、6月の利下げ開始確率が一時50%を下回った。金利スワップ市場では、年内の米利下げ幅の織り込みが65ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満となった。これは米金融当局自身の見通しよりも少ない。




🇺🇸ISM景気指数(非製造業)

 結果:51.4
 予想:52.7
 前回:52.6

 仕入価格、雇用、新規受注は予想を下回った。(雇用は前回よりも改善)ドル円は大きく下落、金利は低下、株価は上昇。悪いニュースは良いニュースの反応となった。



🇺🇸雇用情報


○新規失業保険申請件数(3/30までの週)
 結果:22.1万件
 予想:21.4万件
 前回:21.0万件

○失業保険継続受給者数(3/23までの週)
 結果:179.1万件
 予想:181.1万件
 前回:181.9万件





🇺🇸アップル、600人余り削減-EVとディスプレーの開発終了で


 米アップルは電気自動車(EV)とスマートウオッチ用ディスプレーの開発事業の終了決定に伴い、カリフォルニア州で600人余りの従業員を解雇した。州雇用開発局に提出された書類で分かった。
 EV事業は方向性を巡る幹部の優柔不断さとコスト懸念から中止。ディスプレー開発プログラムは、エンジニアリングやサプライヤー、コストの面での課題で終了した。





🇺🇸Google、ブラウザー集団訴訟で和解、利用データ削除で


 米Googlがインターネット閲覧ソフトで利用者を追跡したとして起こされた集団訴訟で、数十億円件の利用データを削除することで和解が成立した。米IT大手が大規模な情報削除に応じるのは珍しい。





🇺🇸米テスラの納車台数予想を大きく下回る


 1−3月(第一四半期)の納車台数は38万6810台と発表。アナリスト予想平均の44万9080台を大きく下回った。ただ、世界で最も売れている電子自動車(EV)メーカーとしてのタイトル奪回には成功した。中国のBYDは、1−3月に世界で30万114台と発表していた。






💶ユーロ圏インフレ率、3月は2.4%に低下ー6月利下げ見通し強まる


 ユーロ圏のインフレは3月に予想以上に減速し、6月の欧州中央連合の利下げ見通しを強まる傾向。3月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.4%上昇とアナリスト予想の2.5%上昇を下回った。ECBのラガルド総裁は6月の初回利下げの可能性を示唆している。





🇩🇪ドイツ娯楽目的の大麻使用解禁、歓迎の市民熱狂


 娯楽目的の大麻の限定的な使用を認める法案は、合法化の是非をめぐる激しい論議を経て、2月にドイツ下院で可決・成立した。新法では、成人が私的に利用する目的で少量の大麻を所持できると規定する一方、18歳未満の使用は引き続き禁止される。成人は個人で消費する大麻草を3株まで栽培でき、自宅では一度に50グラム、公共の場では25グラムまで所持できる。7月1日からは、免許を交付された非営利目的のクラブ(会員数500人以下、成人限定)で大麻を使用できるようになる。

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