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風呂敷のおはなし

パラスパレスといえば…風呂敷!
お買い上げ頂いた洋服をお渡しするとき、お包みを「風呂敷」か「紙袋」どちらか選んで頂けます。

人気の包み方


先日YouTubeで包み方や活用方法の動画を公開したので、包み方が知りたい!という方は是非ご視聴ください。(チャンネル登録もしていただけると、とっても嬉しいです☺️)
                ↓↓↓


noteではパラスパレスの風呂敷の秘密を、別の角度から掘り下げてみます。


日本の美意識と風呂敷


日本の風呂敷文化は、中のものを大切に扱う気持ちと、相手への思いやりの心でもあります。その布一枚の中に季節の模様や色をあしらい、ときには装いとの合わせも楽しむ、とっても繊細な美意識ですよね。
パラスパレスでは、そんな日本文化を大切にする想いと、持ち帰ったあとも暮らしの中でお役に立てるよう、ブランド初期より風呂敷で包んでお渡ししています。

最近では海外でも「furoshiki」として評価を集めるほか、元祖エコバッグとしても注目されているようですよ。

風呂敷ができるまで

パラスパレスの風呂敷は、すべてオリジナルのデザイン。
洋服の柄を描くデザイナーが、ブランドの世界観が一枚から伝わるよう作っています。

リニューアルは約3年周期で新しい柄を発表しています。
3年は長いようで短くもあり。デザイン期間、生産期間を含めると、本当にあっという間です。
担当者は「もう3年経ったんですかい?!はやすぎん?」と時の流れの速さに打ちのめされながら、日々取り組んでいます。

風呂敷のデザイン

風呂敷は、広げて平面、包めば立体。
広げたときも美しく、包んだときも美しくをモットーにデザインしています。

例えば、一辺に朱赤のラインを入れて、どの包み方をしても朱赤が出るように配置したりと、包んだ時の色バランスは特に気を使うところ。
現行の風呂敷のデザインは、大きく四分割で色が分かれていて、これも包む時の色の見え方を考えてのこと。きっちり分かれた四角ではなく、ちょっとズレていたり、重なっていたり、揺らぎのあるデザインもブランドらしさを意識したものです。

ピリリと効いた朱赤

実はこの広い面積を塗り分けたデザイン、とっても工場さん泣かせなんです……。
パラスパレスの風呂敷は、これまでのものもすべて綿100%。
天然素材の糸はどうしても小さな毛玉のような節や毛ボコリの塊ができやすく、その部分にプリントが乗ると、毛玉がポロリととれた時に一緒に色が落ちて白いスポットが出てきてしまいます。プリントのベタ面が多いとなおのこと目立ちます。
天然素材ゆえ起こりうることとご理解して頂けると幸いですが、この風呂敷を手がけた工場さんも、どうしたらそれが減らせるか沢山考えて工夫していただいて本当に頭が下がる思いでした。

四隅にもご注目

風呂敷の肝は角。
というのも、風呂敷は「結ぶ」動作が入ります。結ぶと端がちょろんと目立つことが多いんです。そのため、角にお花や、ロゴ、今後のご縁を願った結びや、ありがとうの気持ちをこめたハート♡を配置しています。

ちらり

色づかい


風呂敷も、お店の一部。洋服やお店の雰囲気、色使いとなじむように色は慎重に、プリント屋さんとやりとりを重ねながら何度も試作と色調整を繰り返します。少し緑みがかった紺色はパラスパレスのインディゴ染めとも共通したブランドカラー。紺の濃淡を基調にしたものと、キャメルを入れたもの2色展開です。
大きさも大と小ふたつあるんですよ。


工場での制作の様子

↑こちらのリンクから工場での制作風景動画をご覧いただけます。
シルクスクリーンで摺る様子、縫製の様子。普段は見ることのできないプロのお仕事。

実はもうすぐ…

あたらしいデザインに切り替えのため絶賛生産中です!
※現行品の在庫が無くなり次第切り替え予定なので、店舗ごとに入れ替わりのタイミングが異なります。

あたらしいデザインも気に入って頂けることを願って☺️生地選びからじっくり時間をかけた、コトコト煮込んだデザインです。
新しい風呂敷もまたご紹介しますね。

風呂敷のこれまでのアーカイブや、活用方法、順次ご紹介していきます。
どうぞお楽しみに!


この記事からパラスパレスを知ってくださった方へ。こちらもどうぞ、名刺がわりの自己紹介です。

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