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奈良のものづくり 足元のおしゃれ

奈良といえば、ぱっと思いつくのが大仏、寺社、鹿……。

観光のイメージが強いですが、
実は、靴下の生産量が日本一の産地でもあるのです。

”靴下団地”といって工場が団地の様に軒を連ねたほど、特に広陵町は靴下の町として有名なところ。

町境には靴下の形をしたお茶目な看板が出迎えてくれます。


毎年4月と11月には靴下の市というお祭りがあり、靴下販売や出店が楽しめるそうですよ。



この秋、パラスパレスのお店にも沢山の靴下が並びます。

洋服のオリジナルテキスタイルの柄を靴下に落とし込んだものや、糸の面白さを感じられるもの。

お祭りのようににぎやかに、足元のたのしみを提案しています。



では、靴下はどのように作られるのでしょうか。



靴下は身近な編み物

靴下は小さな編み機で、まあるく編まれます。

機械には細い針がぐるりと並んで、そこに糸がかけられ、連なり、形づくられていきます。


編み機の針。種類いろいろ。


たくさんの糸がならぶ工場の様子

細長い筒状に編み終わると、つまさき、かかとを縫製して、形をきれいに整えてできあがりです。


奈良の靴下の歴史

奈良は稲作のかたわら綿花の生産で収入を補い、のちに大和木綿とよばれる綿の名産地となります。

明治の頃に手回し編み機を家内工業で導入し、生計の足しとした歴史があり、靴下作りの土壌ができあがります。

近年は海外製品の波にもまれながらも、日本ならではの丁寧なものづくりと、途切れることのない新商品への意欲から、地域をあげて靴下作りにしっかりと取り組んでいます。


メイド イン ジャパン

パラスパレスの靴下は、すべて日本製。ほとんどが奈良県産、一部愛知県にて作っていただいています。
わずかながらも日本のものづくりを担う一翼になれたらと、長く作り続けているアイテムのひとつ。

靴下はとても身近で手に取りやすいもの。贈り物にもおすすめです。

スカートや半端丈のボトムとあわせて見せるおしゃれはもちろん、隠れたおしゃれも得意です。足を上げた時や座った時にパンツの裾からちらりと見えるのも、日本らしい粋さを感じます。

そして、この秋パラスパレスの新しい足元として、同じ奈良県産の靴を取り扱うこととなりました。

KOTOKA(コトカ)という、革靴のブランドです。


奈良は、靴下の町だけではなく、履物の町でもあるんですね。

革から縫製までこだわりをつくしたKOTOKAの靴に、パラスパレスの靴下で足元を彩ってもらえたら。

夏がかげりサンダルを仕舞う頃、おでかけがさらに楽しくなるような足元を。古都、奈良からお届けいたします。



8月上旬より順次販売中

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