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水無月|幸せの便り


京都のプリント工場さんから、荷物を受け取ったときのことです。

荷物とは別に「◯◯様 幸便」と書かれた封筒が入っていました。

幸便、しあわせびん……?
意味を知らなかったので、調べてみることに。

どうやら、

こうびん


と読むようです。


幸便とは

1 都合よく便りのついでのあること。よいついで。「幸便に託する」

2 手紙を人に託すとき、書き出しやあて名のわきに書く言葉。

コトバンクより出典


つまり、

ついでで申し訳ありませんが、〇〇様にわたしてください。

という意味ですね。

タイミングよく託せて幸い、というニュアンスがもとになってるようです。

〇〇さんは、工場さんと私たちの仲介している生地やさん。
それを知ってのことでしょう。よく顔を合わせるので、無事に渡せることができました。


幸便、なんと奥ゆかしい表現なんでしょう。

将棋でも幸便と使うようで、意味は一石二鳥。
なんだか似てますね。

またひとつ、日本語のおもしろさを知った日でした。



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