SNSというメディア

「あなたにとって大切なことがあなたの人生にとって大切なこと」

新聞やテレビとは違い、誰でも簡単に始められるSNS、そこではお店についての情報発信がどう行われているのでしょう。

自分がなにかを評価する時に評価基準を共有していないプラットフォームに乗せられると、不均衡やゆがみが生じるのは当たり前のことです。
時間にせっかちになっているインターネット慣れした人たちは、数字でまず理解して、それを入り口にしようとします。

前に働いていたお店に星2とかをつけられたことがありました。

その方のつけているほかのレビューをみたら、コメダ珈琲に5をつけていたんです。そりゃうちの店は2になるわよ、と思いました。審査基準が違うもの。(コメダはファミレス的な意味で好きです)

でもそれを読むせっかちな誰かにとってはその2はただ「2」なんです。

数字はなにかの共有には便利な指針にはなります。
しかし数字は数字だってこと。それを理解して利用しないと、ゆがみはその先その先に行けば行くほど大きくなってもとの形がわからなくなってしまいます。

なぜなら世の中には「良い店」や「悪い店」があるのではなく、「あなたに合う店」「あなたに合わない店」があるだけだからです。
自分にとって大切な店があるか、必要な店があるか、残って欲しい店があるか、そっちの方が「日本一の店であること」よりもあなた自身にとってははるかに大切なこと。

そうなんです、あなたにとって大切な店かどうか、があなたの人生にとって大切なことなんです。

それ、見失ってはいませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?