本当に“ズバッとわかる!”占い師・星見 かおるさんインタビュー(2018年)
【このインタビュー記事の注意事項】
昔やったインタビューがもったいないので
noteでサルベージしよう企画です。
2018年1月10日の記事なので、
当時と現在の状況が違うこともあります。
ご了承の上、お読みください。
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“自分の気になる人に、どんな思いで活動をしているのか聞いてみたい”
そんな動機で始めたインタビュー企画、第2弾。
前回(第1回)はシルバー作家の銀久さんにインタビューをしましたが、今回は作家さんでもクリエイターさんでもありません。
ホロスコープ&タロット占い師・星見かおるさんを取材してきました!
星見さんに取材をお願いしたのは、単純にブログが好きだから…というのが一番なのですが、色んなジャンルの方にお話を聞けば色々な角度で記事を書けるのではと思ったからでもあります。
しかし、驚くことに銀久さんと共通することもありました。
占いが好きな人だけでなく、自営(フリーランス)をしている人・目指す人にも“ズバッと”刺さる記事です。
●占いをしてもらったことが、占い師を目指すきっかけ
—占い師はいつから、また何をきっかけに始められたのか教えて下さい。
「占い師を始めて今年で4年目になるのですが、きっかけになったのは2013年5月、とある占い師さんに生年月日とタロットで占ってもらったことですね。
その時、『おっ!』と思ったんです。
ぜんぜん面識のない人なのに、ものすごく自分のことを言い当てられて。
しかも、霊視とかの特殊能力がある訳じゃないんですよ。
これで『特殊能力がないと出来ない仕事です』って言われたら諦めてましたけど……生年月日とタロットカードを使うなら、自分にも占いができるんじゃないか? って思ったんですよね」
—占ってもらって『自分にもできそう』ってなかなか思いませんよ! その発想力が凄いですね。その後、どのように占い師の勉強をされたのでしょうか。どなたかに弟子入りするとか……?
「いや、人に指示されるのが嫌いなので(笑)全て独学でやりました。
本やネットを調べて、実際に身の回りの人たちを占ってみて、自分なりに精査したんです。
たとえば『○年○月○日生まれの人はこういう特徴があります』って本に書いてあっても、身近なその生年月日の人に当てはまらなかったら『これは違うわ』って消したり。
で、だんだん占う人数が増えてくると、『この星を持ってる人は大体こんな感じだな〜』っていうのが見えてくるんですよ。
最初の頃はそれをパソコンに入力してデータベース化していったんですけど、今はもう1000人を超える人数を見てきて、パソコンにまとめるのは大変なので…。自分の頭の中にデータベースがある状態です」
※(2021年現在注釈)2019年に鑑定人数4500人突破していらっしゃるので、今はさらに増えていると思われます……。
●占いを個人事業として確立するまでの道のり
—占いだけで生計を立てている知人は身近にいないのですが、星見さんは占いを個人事業として確立してらっしゃるのが凄いですよね。何か秘訣があるのでしょうか。
「いえいえ、私も占い師1本でやって行けるようになったのは2016年11月からで。それまではずっと、アルバイトをしながら占いをやっていましたよ。
おっしゃる通り、占いだけで生計を立てられている方ってあんまりいないんです。だから誰も“占いだけで食べて行ける方法”を教えてくれないんですよね!
なのでまずは、『自分が生きていくため・占いをしていくためにはいくらかかるのか』を考えました。
それで、月々いくらかかるから、じゃあ鑑定料はいくらにしようという風に料金を考えていったんです。
私は“いくら欲しいかを考えないと、その金額は入ってこない”と思っているんです。だから漠然と“お金が欲しい”とか“何となく稼ぎたい”じゃなくって、自分が占い一本で生きていくために必要なお金はいくらなのか、かなり真剣に計算しました」
—星見さんのキャッチコピー「ズバッとわかる!」はとても印象的ですよね。こちらはご自分で考えられたキャッチコピーですか?
「2017年3月にかさこ塾へ入塾したのですが、ここで“肩書きを決める宿題”があったんですよね。
当時、占いをしたお客さんから
『ズバズバ言ってくれるよね』
『(鑑定の内容が)分かりやすい!』
と言われていて、それを元にしたキャッチコピーが作りたいなと考えたんです。
でもなかなか決まらなくて、かさこさん(塾長)に相談したら
『その二つの言葉を足して、“ズバッとわかる占い師”とかどうですか?』と言われたんです。
それをほぼそのままキャッチコピーにしました。自分でもすごく気に入っています。」
●ビジネスセミナーや占い講座など、多岐にわたる活動について
—星見さんは売上UPやビジネスセミナーなども開いておられますが、元々そういうビジネスとかコンサル系のお仕事をされていたのですか?
「いえいえ、全然! ただ、さすがに1000人以上も鑑定していると『そのやり方じゃダメだよ!』っていうのが見えてくるんですよね。
実は、お仕事の悩みで鑑定(占い)依頼して来られる方が一番多いんですよ。中にはすごいやり手の社長さんとかもいらっしゃるんですよね。
そういうお話を聞いていると、『うまく行っている人にも行ってない人にも、それぞれに共通点がある』と感じることがあるんです。
そういうことを元にビジネス系のセミナーではお話をさせて頂いています。
けど自分からやろうと思ったんじゃなくて、知り合いに『ちょっとビジネス系のセミナーやってみない?』ってリクエストされてやり始めただけです(笑)。
占いもセミナーもやりたいという訳じゃなくて、自分の一番の目標は『毎日占いがしたい』なんですよね。
もうとにかく占いしている時間がいちばん楽しいんです。やれって言われればセミナーも全然やりますけど、一番やりたいのはやはり占いですね。」
—占いそのものだけでなく、占いの講座もやっておられますよね。これは占いで仕事をしたい人のための育成講座でしょうか?
「あ、仕事にしたい人じゃなくても受けられる講座ですよ。基本は、占いを何も知らない人でもできるようになる、初心者向け講座を行っています。
もちろん、占い1本で仕事したい方向けの講座も要望があればフォローアップとしてやりますよ。でもそこまでじゃないという人でも大丈夫です。
とにかく、占いを身近に感じてほしいな〜という思いでやっている講座なので。」
●自分の城に閉じこもるのではなく、イベントに飛び出す理由
—予約での個人鑑定やイベント出店での占いを行っておられますが、それぞれの良さや魅力などを教えて下さい。
「個人鑑定の良さは、何と言っても長くじっくり出来ることですね。
イベント出店の時は、だいたい最長20分しか鑑定時間を取らないんですよ。
ただその代わり、イベントでは短い間で沢山の方を見ることができるので、そこがいいですね。あと、お客さんの敷居も低くなりますし。
イベント出店だと『個人鑑定をするまでは行かなかったけど、ちょっと星見さんに会ってみたかった』という方が多くいらして下さるので嬉しいです。
大体ひとつのイベントで10人前後は鑑定しますね。
ただ、イベントは参加するだけならいいんですけど、自分で主催するとなると大変なことも多いですね。こちらの言った〆切を守ってもらえなかったり、主催である私に依存されちゃうこともあったり…。
個人起業で多いのって、1位がハンドメイドで2位がスピリチュアルだと私は思っているんですよ。その中で生き残っていかなきゃいけないわけです。
独りで戦おうと思うとつらいけど、イベントは“生き残るための前向きな競争心”を養う場になってくれるんです。
出店者同士の交流から新しく仕事が生まれることもありますし。
人が集まるぶん問題が起こってしまう事もありますが、イベントに出店して得られるものは多いと思っています。」
—星見さんは『毎日占いができればいい』と仰っていましたが、そんな中でイベント主催をする理由は何でしょうか?
「私は静岡県民なんですけど、東京のイベントに出た時『静岡のレベル、低い!』って思ったんですよ。
もちろん静岡の方も素晴らしい方もいますよ。だけど東京のイベントは個々のレベルが高いと強く感じました。
“自分が静岡に住みながらにして、毎日占いをするためにはどうしたらいいんだろう…?”という思いから、“静岡を盛り上げればいいんだ”という考えに行き着きました。
自分が主催するイベントの中で鑑定をするのは、自分のレベルUPにも繋がりますし、営業にもなりますしね。どちらかというと商人気質なので。
静岡を良くしたいと言うより、『自分が毎日占いをしていくために、静岡を盛り上げたい』んです。なので結局、自分のことしか考えていません(笑)。」
※2020年1月から拠点を京都市伏見区に移転しています。
●占いを活用できない人、できる人の特徴
—占いというのは、今後の自分がうまく行くよう依頼してくる方が多いと思うのですが…星見さんが見ていて、『こういうタイプの人は占いをしても先に進めないな』と感じる方の特徴はありますか?
「やっぱり、言い訳がましい人ですね。
言い訳が多い人って、けっきょく自分で行動を起こそうとしないんですよ。
占いというのは、“これから行うべき努力の方向性を示すためのもの”だと私は思っています。今の現状を把握することで、今後は何を頑張ればいいかが分かる、それが占いです。
けど、言い訳ばっかりして今後の努力を放棄するのであれば、何回占いしても意味がないと思います。
逆に、占いで言われたことを何でもかんでも聞いちゃう人も危険ですね。“自分で考えられない”ってことなので。
いくら占いで言われても、できないことはできない、でいいと私は思うんですよ。言い訳でやらないんじゃなくて、自分の信念を持って『できない!』とするのなら。
言い訳がましくて、できるはずの努力を“しない”人。
そして自分で考えることができなくて、できないことでも“言いなりになってしちゃう”人。
こういう特徴の方は、占いをしても効果がないことが多いかと思います。」
—それでは、「こういう方は占いを経て上手く行っているな〜」と思う方の特徴はありますか?
「占いをうまく使っている人は、やはり“努力できる人”ですね。
そして占いと自分の意見をバランス良く取り入れることができる人です。
何となく世間一般のイメージとして、占いは自分で何も行動を起こせない人が頼るもの……というのがあるかと思うのですが、逆です。動ける人こそ、占いを有効活用できるのではと私は思っています。
占いを活用してくださる方の中に、2〜3回鑑定に来てくださっているリピーターさんもいるんですよ。
依存して何回も占いを訪れるのはおすすめしませんが、うまく活用している方々は揃って前向きで、目をキラキラさせながら来て下さるんです。
『星見さんなら聞いてくれるかも』という感じで、
お茶を飲みにくるみたいに、気軽に鑑定を受けに来てほしいですね。」
●目指すは毎日占いをする生活、そして全国制覇
—今後目指す展開や、最終目標などありましたら教えてください。
「やっぱり“毎日占いできるようになる”です!
そして2018年は全国展開を目指しています。
前にも言いましたが、意外と仕事関係の悩みで占いに来られる方の比率が多いんですよね。自分も仕事関係を占う方が得意なので、そのせいもあるかもしれませんが。
というより、“感情”のことって占いでどうにもできないことが多いんですよ。また、どちらかというと恋愛の悩みで占いに来られる方は、
“もうすでに自分の中で心が決まっていて、あとは背中を押してもらうだけ”という方が多いです。
なので、仕事関係の占いをもっとできたらいいな〜と少し思っています。
個人的に楽しいので(笑)。
最終的にはとにかく占いを毎日したいので、どんなお悩みでも気軽にどんどん鑑定依頼をしてほしいです!」
※この時の宣言通り、星見さんは2018年に47都道府県・占いで全国制覇を達成しています。スゴイ……。
●おわりに
冒頭でも書いたように、わたしは星見さんのブログファンなんですよね。
ブログを読んでいる時から「この方は全然占い師っぽくないな〜(良い意味で)」と思っていたのですが(笑)、今回取材をすることで、その理由がわかったような気がします。
理数系で、超現実派だからなんですね。独学で占いデータベースを作るなんて、理数系じゃないとできない気がします。
そしてわたしの中のイメージでは、占いって“どうとでも解釈できることをふんわり言う”イメージだったのですが、星見さんの占いはキャッチコピー通り「ズバッとわかる!」でした。
ちなみにわたくしこの取材前に自分の個人(電話)鑑定をして頂いていますので、この結果についてもいずれ記事にしたいと思います。
そして占いに依存しないと自信のある・言い訳がましくない・行動力があるあなたは、ぜひ星見さんのズバッとした占いを受けてみてくださいね!
※個人鑑定については旧ブログで記事にしました↓
【ズバッとわかる! ホロスコープ占い師 星見かおる data】
◎ブログ: https://ameblo.jp/kirari-hoshimi/
◎Website: http://hoshimi9.com/
◎Twitter: @HoshimiPlanet
◎Facebook: 星見かおる(ほしみん)
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ちなみに最近(2020年)の星見さんの話は、下記記事で書いています。
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