フリーランスクリエイターに「何でもお問合せメールフォーム」は要らない
オリジナル記事掲載日：2019年7月15日
フリーランスの
イラストレーターとして
活動していて気づいたこと。
「なんでもお気軽に
お問合せください！」
というフリーテーマの
メールフォーム、
いらないです。
イラストレーターに限らず、
クリエイター全般に
言えることかも知れません。
＊ ＊ ＊
いえ、わたしも最初は
「いきなり見積り請求や
申込みをするのって
勇気がいるから、
まずは気軽に問合せができる
“なんでもメールフォーム”が
あった方がいいよね」
と思っていたんです。
では、わたしが
ここ数年のあいだで
「なんでもお気軽に
お問合せください、
というフリーテーマの
メールフォーム」
から届いたメールの内容を
おおざっぱにご紹介しましょう。
展示会に出展しませんかメール
（出展料が10万単位）必要ない内容の営業メール
モニター記事を
書いてくれませんかメール謎の攻撃的なメール
猛烈に長文の人生相談メール
ものすごーーーーく時々、
お仕事の問合せ的なメールも
届いてはいましたが、
全体の1割にも満たないです。
昔はファンレター的なメールも
ときどき届いていましたが、
ここ数年はほぼないです。
（そういうメッセージはSNSで
届く時代になりましたね）
5番のご相談メールに関しては、
けっこう律儀に返信していましたが、
返信後の音沙汰は一切ありません。
（きっと悩みを解決したいのではなく、
ただ誰かに聞いてもらいたかった
だけなのだと思います）
そして今は
イラストレーターだけでなく
カウンセラーとしても
活動をしているので、
「本気で悩み相談をしたいなら、
カウンセリングに申込むのでは」
と思い、
やっぱり
“なんでもメールフォーム”は
いらないじゃん、という
結論になりました。
あと、現在は
「お見積り・お申込み前の
質問やお問合せは
SNSやLINEでどうぞ」
という風に誘導しているので、
メールよりもそちらからの
お問合せが多いです。
営業とか攻撃系の人は
いちいちLINEに登録して
わたしに連絡をするのが
面倒くさいようなので、
今のところLINE経由で
変な連絡が来ることは
ほぼありません。
Twitterはごくたまに
変なDMが来ますが、
基本的には無視しますし、
ツイッターランドはそういう
場所だと思っているので、
わたしはさほど気になりません。
（「いやいや、気になるよ！」
という方は、相互フォローに
なっていないとDMが送れない
設定にしておけば大丈夫です！）
＊ ＊ ＊
「なんでもメールフォーム」を
置かないメリットは
もう一つあります。
それは、
“本気で仕事を頼む気がある人しか
連絡してこなくなる”
です。
フリーランス・
イラストレーターって、
おおざっぱに言えば
「どれだけの時間を仕事
（作業）に費やせたか」
で収入が変わると思うんです。
時は金なり、というやつですね。
そうなってくると、
メールを読む時間も
返信メールを打つ時間も
「時は金なり」なんです。
こちらにイラスト制作を頼む気もない、
ながーーーーーーーーーーーい
長文メールを読んでいる
時間があるとします。
その時間のあいだ、
ジャラジャラとお金を払っているのと
同じことになりますよね。
無駄！
しかもそれが誹謗中傷
メールだった日には、
気になって制作作業が
進まなくなったりするので、
さらに無駄無駄無駄無駄無駄ァ！！！
（DIO様）
ということで、
フリーランスのイラストレーター
(クリエイター)として
じゃんじゃん仕事がほしい！
という方は、
「なんでもメールフォーム」
を設置するのをやめ、
その代わりに
「お見積りメールフォーム」を
設置しましょう。
お見積りメールフォームからは、
本気でイラストを頼みたい方しか
連絡が来ませんので。
ごきげんよう、さようなら。
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