グッズを売りたいならその愛好家を観察せよ。手ぬぐいの使い方を考察!
2009年12月22日にオンラインショップを作り、早14年と3ヶ月。
なぜオンラインショップを作ったかというと、父が脳梗塞になった関係で会社を辞め、病院や施設に通わないといけなかったので、少しでも家で出来る仕事をしたいと思ったからです。
東京に住んでいた父を島根在住の私が通って世話するのに、会社員を続けるのは無理ゲーだったんですよね……。
その時から、私のフリーランスクリエイター人生が始まったのでした。
(あ、ちなみに父は諸所の事情で私の手を離れておりますので、半介護生活はもうやっていません)
初っ端から重い話で始めてしまいましたが、ともかくそんな事情で始めたオンラインショップだったので、「グッズ/商品をいかに売るか」というのはずーっと考えてきたことでした。
で、「自分で使ってみて使い心地を確認しないといけないよなあ」と考えて、作ったものはとにかく自分で使っていたんですよ。
アクセサリーとか、シールとか、便箋とか、こちらでご紹介しているタロットカードなんて毎日引いています。
↓
しかし、自分で使ってみても何度宣伝してみてもなかなか出ない商品がひとつあります。それが、今回ご紹介&考察する「手ぬぐい」です。↓
手拭い内にも書いてあるのですが、こちらは島根県益田市の文化遺産・伝統芸能の内容やコスチュームを、私のオリジナル作品「ネコトバ。」のぶちねことコラボさせたものです。
(あっそういえば4月15日でまた周年が来るんでした……18周年か……)
島根県とひとくちに言っても横に長い県で、私の出身地である松江市と現在住んでいる雲南市は県の東部、つまり右端側にあります。
(みんなだいすき出雲大社がある出雲市は松江市と雲南市のすぐ左)
で、こちらの画像でご覧の通り、
益田市は島根県のほぼ西端に位置するのです。
なので同じ県なのに文化圏がかなり違うし、おそらくお互いの市のことをよく知りません。
私はたまたま益田出身のかたに招待されてイベント出展をし、その時に文化遺産・伝統芸能に携わる方々とやり取りをして、このコラボグッズを出したんですよね。(他にステッカーシールなども作りました)
益田市のイベントでは、やはり地元なのでそこそこに売れました。
しかし松江市で販売しても、先ほども言った通り文化圏が違うので、「島根県」をうたったところで売れません。
また、この時はさしてデザインに凝らずただキャラクターを横並びに配置してしまったので、デザインや柄のかわいさでご購入いただくこともできませんでした。
(もっとデザインを凝れば良かった……! デザイナーのくせになんでそんなことも思い浮かばなかったのか……)
通販で一部の県外ネコトバファンの方々がご購入してくださいましたが……。
(ありがとうございます!!)
ほんで、「自分で使ってみる」がモットーなので、私はずっと食器拭きに使っていたんですよ。しかし、ふと思いました。
「世の中には手ぬぐい愛好家の方々がいるはずだが、一体どういうシーンで使っているのだろう?」
そこで探して見つけた記事が、こちらです。
(ほぼ日に掲載されていた本郷結花さんの記事)
↓
……そ、そうか……
カバンに入れて、ハンカチやタオルがわりに使うのか〜!
しかもそうして使うことで、手拭いに思い出が染み込み、愛着が湧き、大切なお守りとなるんですね。
食器拭きとして使っていた私にとっては盲点でした。
“殺風景な台所をかわいくしたい”という理由で食器拭きにしていましたが、しかし食器拭きだとどこかに持っていくわけではないので、思い出作りはしにくいです。
ということで。
趣味の温泉巡りに持って行くことにしました!
こちらは私が現在住んでいる島根県雲南市内にございます、「おろち湯ったり館」です。
ちなみに温泉だけでなくプールも併設されています。
場所/島根県雲南市木次町木次952-4
営業時間(温泉)/10:00~21:00(最終受付:20:30まで)
休館日/毎週水曜日
で、実際に使ってみたんですが、思ったよりもずっと良かったです。
まず速乾性。手で絞っただけでかなり水気がなくなります。
今までは温泉にミニタオルを一緒に持って入っていたのですが、一度濡れるとかなりべちゃべちゃになってしまい、絞っても水気がかなり残っているので、ちょっと気になっていたんですよね。
私は温泉と共にサウナも入るので、なんとなくしっとりしたタオルより、さらっとした手拭いで入るほうが気持ちが良かったです。
汗も吸ってくれるし。
そして吸水性。
温泉を出てから脱衣所のバスタオルまで到達するのにさっと体を拭くのですが、タオルでやっていた時より体の水分を吸ってくれた気がしました。
奥出雲町(雲南市よりさらに南東に下りたところ)にある長者の湯だと、温泉出て脱衣所なのですぐバスタオルにありつけたのですが……
おろち湯ったり館は温泉の出入り口から脱衣所までけっこう距離があるし、近くにバスタオルを置くような場所もないので、できるだけ水気を拭いてそこまで辿り着きたいわけです。
手拭いはかなり体についた水分を拭き取ってくれました。
しかもその吸い取った水も、近くの洗面台で絞ればすぐ出ていきます。
さらに折り畳めばかなり小さくなるので、温泉の行きも帰りも持ち運びが楽。
うーむ……なぜ今まで温泉のお供に使わなかったのか……と思う次第です。
いや思いつかなかったんですけどね……。
あと自分の絵ではありますが、温泉の時にかわいい絵が手元にあるのはいいなと思いました。フフッとなっちゃう。
温泉には日頃の疲れを癒しに行っているわけですから、そういう「フフッ」も大事だと思います。
我が家はこれを食器拭きにも使っているので、区別するために名前の横に赤いペンで印をつけました。が、消えやすいみたいですね……。
何か印の付け方を考えないと。
そうそう、上の写真にも出ていますけど、手ぬぐいって端っこに“ほつれ”が出るじゃないですか。
「こういうもんだ」と思って手でちぎっていたんですけど、なんとこれ、ちゃんとハサミで切っていればいずれ端がキレイに揃うんですね!
こちらの記事で知りました。
↓
自分で使ってみるだけでなく、そのグッズジャンルを愛する人達を観察するだけで、いろんな知識やアイデアを得られるものです。
わたしもただ売るだけではなく、もっと手ぬぐいのことを知って好きになりたいなと思いました。
そしていろんな温泉へこの手ぬぐいを持って行くたびに、思い出が増え、愛着が湧き、大切なお守りのような存在になってくれたら嬉しいです。
私の手ぬぐいも、いつか手ぬぐい愛好家さんの元へ届いたらいいなあ。
では本日はこの辺で! ごきげんよう、さようなら。
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