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お金がなくてできない=本気でやるのが怖い、だった

オリジナル記事掲載日:2020年5月31日

「長年ずっとやりたかったこと」が
今日いよいよできました。

わたしはずっと、そのことを
「お金がないからできない」
と思っていました。

しかしわたしは、本当は
「ずっとやりたかったこと」
に本気で向き合うのが
怖かっただけだったんです。

失敗が怖いので、可能性の中に生きていたかった

「本当にやりたいこと」に
向き合うとき、
人は必ず恐怖を覚えます。

まず「結果」が出るのがこわい。
いや、もっというと、
「結果が出て失敗する」
のがこわい。

「ずっとやりたかったこと」に
挑戦した結果、
もし自分には何の才能も
なかったら?

「ずっとやりたかったこと」を
できるほどの能力や、
自分にはそのスジがないことを
目の当たりにして
しまったらどうする?

そこで諦めないと
いけないかもしれない。

もう二度と「それ」を
できなくなるかもしれない。

だからわたしはずっと
可能性の中に生きていきたかった。
「わたしはやればできるんだぞ」
「わたしだって
本気出せばあのくらい」
という、可能性の中に
生きていたかったのです。

成功して自分が変わって嫌われるのも怖かった

そして、実はわたしは
「失敗」だけでなく
「成功」すること
もこわかった。

もし成功してしまったら、
今までと同じ生活は
続けられないかもしれない。

今までと同じわたしで
いられなくなるかもしれない。

もしかしたら、大好きな人と
離れなければいけなくなる
かもしれない。

今までわたしと
仲良くしてくれた人たちが
「そんな奴じゃなかったのに」
「変わってしまった」と
離れていってしまうかもしれない。

わたしはこわかったのです。
「成功」して、自分が変わることも。
好きな人たちに嫌われてしまうことも。

充分なお金を得て「できるようになる」のが怖かった

わたしは、
「ずっとやりたかったこと」や
「自分の本当の心」に
向き合うのが怖くて、
ずっと「お金」のせいにしていました。

「あれに没頭してしまったら、
お金が稼げなくなってしまう。
だから今はやめよう」

「今は、お金がないから
できないんだ」と。

しかし、いつまでたっても
収入が上がるきざしがなかった。

そりゃそうです。
だってわたしは、
「ずっとやりたかったこと」に
向き合うのがこわくて、
ちょうどいい言い訳に
「お金」を利用していた
だけなんですから。

「お金さえあれば、わたしだって」
「もしお金持ちの家に生まれていたら、
もっと早く挑戦できたかもしれないのに」
「今は貧乏だから無理だなあ」

わたしは、お金がないから
やりたかったことが
できなかったんじゃない。

「ずっとやりたかったことに
本気で向き合うのがこわいから、
『わざと』お金が入らないように
していた」のです。

自分の提供する商品やサービスに
やっっっっっっっっすい金額しか
つけられなかったのもそのためです。
わたしはこわかった。
充分なお金を得て、
「ずっとやりたかったこと」に
向き合わねばならなくなるのが。

自分のこの恐怖に気づけたのは、
心理学を学んだおかげです。

わたしは心理カウンセラーに
なってよかった。

いや、もっと言えば、
精神病になってよかったし、
それを本気で治したいと
思えてよかった。


だっておかげで心理学に出会えて、
「ずっとやりたかったことへの恐怖」
に気づけたんですから。

言い訳できる状況を作るのをやめてみて、得た結果

「恐怖」から「お金のなさ」を
作り出していると気づいたわたしが、
まずやったのは
「お金がないと言い訳できる
状況を作るのをやめる」

でした。

まあ、単純に言えば
自分の商品やサービスの単価を
上げたわけですが、
その前に「自分に自信を持てる」
ようにすることを頑張りました。

自信を持たないまま、
自信を持つための
「覚悟」も「勇気」も持たないまま、
自信を持つための努力もしないまま、
ただ金額だけをつり上げていたら
今のわたしはここにいないと思います。

「お金がないから」を
言い訳にできない状況になり、
いざ「ずっとやりたかったこと」
をやってみると、
なんだか、拍子抜けするくらい
カンタンでした。

「えっ、こんな感じでいいの?」
と思うくらい。
もっと感激とか感動するんじゃないの?
こんな淡々と「達成」していいの? と。

ああ、でも、精神病を寛解したと
思った時もそうでした。

「もっと人生がバラ色みたいに
なるかと思っていたのに、
ものすごく平坦に治っていったな」


人生とはいつもそんなものかも知れません。

恐怖を隠すために、お金や時間を使っていませんか?

これを読んでいるあなたには、
「お金がないからできない」
「時間がないからできない」
と思っていることはありませんか?

もしかしたら、
これまでのわたしのように、
「本当にやりたいこと」に
向き合うのがこわくて
「お金がない」状況や
「時間がない」状況を
自ら作り出しているかも知れません。

「そんなことはない、〇〇のせいで
本当にお金がないんだ!」
「自分にはどうしようもできないんだ!」

そう思う方もいらっしゃるでしょう。
すごくよくわかります。

なぜなら、わたしもそう思っていたから。

「この状況」は自分には
どうしようもできないことだと
思っていました。
これは「わたしの運命だ」くらいに。

もちろん、「わたしの運命」が
1%も関係していない、とは言いません。

けれどきっと、
あなた自身が
「望んでしていること」
があるはずなんです。

すごくこわくて、
そのこわさから逃げ出したくて、
「わざと」している何かが。
無意識のうちに、
自分で仕向けている「何か」が。

わたしは何回も何回も気づいて、
それと長い間ずっと戦ってきて、
ようやく今日
「ずっとやりたかったこと」が
できました。

まだ結果は出ていません。
もしかしたら「失敗」に
終わるかも知れません。

しかし不思議とわたしは
後悔もしていないし、
「どんな結果がやってきても
わたしは大丈夫」
と思えるのです。

あなたにもそう思える日が
来たらいいな、と思います。

ごきげんよう、さようなら。

◎わたくしのウェブサイト

漫画家(イラストレーター)と心理カウンセラーを兼業しております。
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