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自分が幸せになる許可は出せていますか?

オリジナル記事掲載日:2021年10月15日

今の自分が変わるきっかけや
幸せになれるかもしれない
ヒントを見つけても、

「私は幸せになってもいい」

と思えていないと、なかなか
掴めないものです。

あなたは「幸せになる許可」を
自分に出せていますか?

* * *

自分が幸せになってもいい許可とは

境界性パーソナリティ
障害もそうですが、
情緒不安定な人たちは
周囲の人たちに結構な
ひどい仕打ちをします。

暴言・罵詈雑言・人格否定・
深夜の迷惑行為などなど。
怒鳴る、物を壊すなどもあります。

で、「自分は幸せになってもいい」
と思えている人は、
そういうことをされたら
大体逃げるわけです。
耐えないんです。
何やかんや言い訳をして、すぐ逃げます。

だから色々なひどい仕打ちを
受けてもなお
「耐えてその人のそばにいること」
を選んでいる人は、
もちろんそれだけ愛情に溢れている
人とも言えますが、
同時に

「自分が幸せになる許可を
出せていない」

「自分は罰を受けるべき
存在だと考えている、
何らかの罪悪感を抱えている」


可能性があるのです。

そういう人に
「自分の楽しみや幸せを
取り戻す方法を
一緒に考えましょう」
と言ったところで、

「は? いいですいいです。
だって私は罰を受けないと
いけないので」

って拒否しちゃうんですよね。

自罰感情は無意識のことが多い

やっかいなのは、
この自罰的な感情は
「無意識」である場合が
ほとんど、
ということです。

なのでこの文章を
たまたま読んだ人の中にも
「え、別にそんなのないけど」
と思いながら、
めちゃめちゃ自分に罰を
与え続けている人もいるはずです。

私もかつて、
「自分は幸せになってはいけない」
「自分は罰を受けるべき存在だ」
という感情をものすごく
ナチュラルに無意識に持っていて、
全然気づけていませんでした。

だから自分に起きたことを
友人にポロッと話すと、
「なにそれ! ひどい!」
と言われることが多々ありました。

しかし私は、
そんな仕打ちを受けていても
「そういうもんだから仕方ない」
「私はその程度だから仕方ない」と
甘んじて受け入れていたのです。

自罰感情の危険さ

特に愛情深い人ほど、
「愛する人が幸せになるなら、
自分は多少つらい目にあっても
かまわない」と思っています。
(意識的でも無意識的でも)

しかしこれ危ないんですよね。
なぜなら
「罪悪感や自罰感情を
抱えている人の
身近にいる愛情深い人は、
同じくらいの罪悪感や
自罰感情を請け負ってしまう」

からです。

カウンセリングでよく聞くのが
「彼女の病気を良くするためなら、
自分はつらい目にあっても構わない」
という男性のお話なのですが、

大好きな彼が
自分のために犠牲になって、
幸せを感じる女性って
いると思います?

「私がいるせいで、
彼がどんどん不幸になっていく」
という罪悪感を覚えますし、
「私が死ねば、私が消えれば、
彼は楽になれるのかも」
「彼を不幸にしている私は、
もっと傷つくべき、死すべき」
という自罰感情が増えていくだけです。

これは彼氏彼女の
関係だけじゃなくても、
親子関係でも
会社の上司部下でもそうです。

「えっ上司も?」
と思うかもしれませんが、
だんだん怒鳴るのが
ヒートアップしていく上司は、
「自分のせいで部下がダメに
なっているのかもしれない」
という罪悪感を消すために、
大声で怒鳴るんですよね。

怒鳴れば怒鳴るほど
嫌われるのも本当は
分かっているはずなので、
「ダメな自分は
他人から嫌われるべきだ」
という無意識の自罰感情も
あるんじゃないかなーと思います。

まあ、信じるか信じないかは
あなた次第です(笑)。

ただ、私の個人的統計では、
「耐える人(自罰感情や
罪悪感を持っている人)」の
近くにいる
「情緒不安定な人」は、
症状がどんどん悪化
しています。
良くなっているのを
見たことがないです。

まあ、個人的統計なので、
やっぱり信じるか信じないかは
あなた次第です(笑)。

楽しさや幸せは伝染する

集客ノウハウでよく
「楽しそうにしろ」
って話を聞きます。

これなぜなのかというと、
人は楽しそうなところに
自然と集まるから
なんですよね。

「もらい泣き」という
言葉があるように
つらさや苦しさが
伝染することがありますが、
楽しさや幸せもまた
伝染するものです。

多くの人は
「あのつらい人」を
助けるために、
自分もつらい目に
遭おうとします。

「あのつらい人を差し置いて、
自分だけ楽しそうにできない」

「自分だけ楽しんでいたら、
またなんて言われるか……
きっと怒られるに違いない」

“逆”なんですよね。

強靭に楽しそうな人とか
幸せそうな人には、
怒ったり八つ当たりしたり
しないもんですよ。

だってやっても効かないから。
情緒不安定だろうが精神病だろうが、
「やっても無駄」なことは
誰でもやりたがらないものです。

なので私は、よく言うんですよね。

「相手が八つ当たりできないくらい、
自分の人生を楽しみましょう」


「自分が楽しそうにしていると、
だんだん相手もつられて
楽しそうになりますよ」
って。

そして自分で自分の機嫌を
良くしながら過ごしていると、
なぜか不機嫌なあの人も
だんだん和らいできたりするのです。

怒らせまいとビクビクしていた
あの時は、全然そんなことなかったのに。

だから「自分を楽しませる」
「自分が幸せになる許可を出す」
っていうのは、
めちゃくちゃ大事なことなんです。

身近なあの人を「幸せにしたい」
と願うあなたも。

「もうこんなのいやだ、
幸せになりたい」と苦しむあなたも。

自分が幸せになる許可、
出せていますか?

ごきげんよう、さようなら。

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