見出し画像

三徳山三佛寺投入堂へ行ってきましたレポ(3年ぶり2回目)

オリジナル記事掲載日:2020年9月20日

昨日、弊パートナーと共に
三徳山三佛寺投入堂へ
行ってきました。
参道をロッククライミング状態で
登らなければいけないのが有名な所です。

「ただ登るのに集中すること」で
最近の迷いや悩みがかなり
どうでもよくなったので、
グズグズ悩んでる自分を
変えたい方におすすめです。

わたしは写真を撮る余裕など
一切ありませんでしたが、
山出身のパートナーは
余裕で写真を撮っていたので、
その写真と共にレポします!

* * *

実はわたし達は3年前にも
三徳山を登ったのですが、
そのとき謎の勘違いをして
半分より手前くらい地点の
「文殊堂」がなぜか頂上だと
思って下山しまったのです……!

降りてすぐその失態に気づき、
「投入堂に行ってないじゃん!」
「次リベンジしよう!」
と固く誓った2017年9月30日……。

約3年の時を経て、
雪辱を遂げにやって参りました!

※この記事、
「基本は一人でやることが前提」な
アーティスト・デートのカテゴリに
入れていますが、
三徳山は二人以上でないと
入山許可がおりません。
必ず二人以上で行ってください。

***

まずは参詣者受付案内所で
入山志納金400円を支払い、
登山参拝事務所で
投入堂参拝料1200円を支払います。
(なんか前と金額が違う気がするので、
年々変わっているのかも……?)

いきなり受付案内所で
「あ、その靴じゃダメですね〜」と言われ、

事務所横でわらじに履き替えるわたくし。

前回OKが出たスニーカーの靴底が
3年の時を経てすり減ってしまったので、
新しい靴にしたのですが……
やっぱりランニング用シューズじゃダメでした。

以前は靴底の溝が深ければ
スニーカーでもOKだったのですが、
年々厳しくなっているのかもしれません。
靴で登りたい人は登山用シューズを買いましょう。

わたしは正直「わらじでもいいや!」
と思っていたのでこれはこれでOKでした。
わらじは1足900円で販売しています。
(2020年9月現在)

最初は違和感があったのですが、
このわらじ、ノースリップなんですね。
前回スニーカーで登った時は
あちこちで滑ったのに、
ぜんぜん滑らない。

健康サンダルを履いている時みたいに
足の裏は痛いですが、
でこぼこの参道が非常に歩きやすい。

あと、スニーカーの時より
恐怖がなくなりました
(個人の見解です)。

とかいって調子こいてたら
やってきました、クサリ坂です。

その名の通り、クサリで登る坂

全てを終えた今なら言えるけど、
この時はまだクサリの使い方がなってない!!
クサリの位置は足の間にした方が
登りやすいし降りやすいんだよ!
このバカチンが!

(帰りはめっちゃ上手にクサリを使って降りました)

クサリ坂の上は、わたしたちが昨年
無念の勘違いをした文殊堂です。

昨年と同じ構図で写真を撮ろうとして断念した図 (わたしは高所恐怖症です)
ちなみに昨年の写真
いやあしかし、いい景色ですね…。

文殊堂までは大体どういう道かわかっていたので
(入口すぐの「カズラ坂」でいきなり
「こんな道だったっけ……!?」と思ったけど)
余裕だったわたし達ですが、
「ここからは未知の世界だぞ!」
と気を引き締め、いざ出発。

すぐ次の岩場が、わらじで歩くとめっちゃ痛い。

そんなこんなでたどり着いた地蔵堂
地蔵堂はすぐ下に地面があったのでわりと余裕で端に座れました (文殊堂はすぐ下が断崖絶壁なので本当に怖い)
まあ高いんですけどね

* * *

やたら上からゴーン、ゴーンと
鐘の音がするなと思っていたら、
地蔵堂のすぐ次に
「鐘楼堂」なるものがありました。

合掌、ひと撞き、合掌せよ、
という司令文があったので撞くことに。

1回目、力が足りなくて鐘に届かず棒が戻ってきたわたくし
連打無用だそうです
いやあ、立派な鐘ですね……。

* * *

そこからまた険しい道をひたすら進み、
ついに岩肌に突き刺さったようなお堂を発見!

「えっ……これ、投入堂?
いや違うでしょ絶対!」

こちらは観音堂でした。
「胎内くぐり→」と書いてある脇道を抜け、
さらに進みます。

ちなみに暗所・閉所恐怖症のパートナーは、
「胎内くぐりが一番怖い」
と言っていました。
どんな崖も山道も平気だったのに……
こんな所で……
(わたしは閉所も暗所も平気、
というかむしろ狭くて暗い所だーい好き!)

ついに来た!

これが投入堂です!
ほんとだ〜〜パンフレットに載ってる
写真と同じ角度で見られる!!
(見られないと思っていた)
(それが勘違いの始まり)

ところでわたし今まで投入堂って
「お賽銭を投げ入れないと
届かないから投入堂」
だと思っていたんですけど、
横の看板を読むと

修験道の祖、投行者が神窟を開き
法力をもって投げ入れたとの伝えにより投入堂といわれる。

って書いてあるんですよね。

えっ、お堂を投げ入れたってこと?
凄すぎんか???

折角なので記念撮影してもらったけど、写真がブレとる
いや〜こいつが投入堂ですよ。ここの周辺だけ急にめちゃめちゃ涼しかった
なぜか駆け下りる所を激写されるわたくし

* * *

わたし達はわりとのんびり進んでいたので、
13時半過ぎに第2駐車場を出発して、
(第1駐車場は満車でした。すごい人気……)
ここに到着したのは15時前でした。

帰りは割とスイスイ降りられたんですけど、
行きは丈夫だったわたしのぞうりが
帰りにはすっかり限界を迎え、
かかと石で何度も打つわ
指と土踏まずの間がめっちゃ痛くなるわ
足がつりそうになるわで大変でした。

時々みかけた他のぞうりの人たちは、
みんな指が分かれてる靴下の上から
履いてたもんね。
はだしで履けって書いてあったから
その通りにしたのに……
(でも靴下の上からぞうりを
履いていた人たち、それはそれで
ぞうりが滑って大変そうだった)

「足痛すぎ。こりゃあ下山したら
一歩も歩けなくなるんじゃ……」
と思っていたのですが、
靴に履き替えたら意外と平気でした。
むしろツボを押されて
逆に健康になった感じ。
何なのぞうり……怖っ!

今日は太ももとかふくらはぎとか
左腕の付け根とかが
めっちゃ筋肉痛ですけどね。
しかし超楽しかったです!
修行って感じだった〜〜!

わたしそういえば
今よりハイパー病んでる時に
韓竈(からかま)神社へ行ったんですけど、
(そこもロッククライミング系参道で有名。
距離は投入堂より短いのにキツい)
「ただ登ることに集中する」と
日常の雑事というか、
精神的な悩みなんて本当に
どうでもよくなります。

今回の三徳山登山も、
最近ちょっと迷ったり悩んでたことが
気づけばかなりどうでもよくなってました。

部屋にこもって悩んでるくらいだったら
修行道登ったほうがいいわ。マジで。
(荒療治すぎるけど)

「脳筋(脳みそ筋肉)の発想じゃない?」
って文系の方は思うかもしれませんけど、
実はわたしも文系です。

* * *

そういえば帰りに
御朱印受付所に寄ったら、
めっちゃ京本大我(京本政樹の息子さん)
のサインを自慢してた
陽気なお坊さん(住職さん?)が
座ってらっしゃって。

(京本大我、テレビの収録で
三徳山へ登りに来たらしいっす)

御朱印をお願いしつつ
ちょっとお話ししました。

私「今回2回目なんですよ〜」
坊「えっ!? 2回目!?
よく2回も登りましたな!」

私「前回、文殊堂が頂上だと
勘違いして下山しちゃって……」

「そういうのはねえ、
途中でちゃんとパンフレット見て
確認しないとダメですよ!」


って言われました。ごもっともです。
(パンフレット、登るのに邪魔だから
スニーカーのとこに置いてたけど)

ごきげんよう、さようなら。

三徳山についての詳しい情報はこちら

三徳山三佛寺 国宝投入堂 公式サイト

三徳山三佛寺投入堂|鳥取観光案内ページ

※なんでこの記事を今のタイミングで再掲したかというと、昨日、広島県宮島の弥山(みせん)に登ったからです。
そのレポもまた書きます。

サポート頂けるとわたしの創作活動や生活費の支えになります。支援が増えると更新頻度が高くなります。