結局は子ども時代好きだったことに戻るのだ。【オンラインギャラリー更新】
子ども時代から高校生にかけて好きだったことを、大人になって悉く否定して諦めた人生だった。
「自分には才能がない」「こんなことをして何になるんだ」「自分には向いていない」「時代遅れだ」「お金にならない」エトセトラエトセトラ。
そうやって切り捨てたものを、30歳過ぎたくらいから少しずつ拾い集める人生を送っている。
結論から言うと、楽しい。
悩みがない訳ではないが、最終的に「楽しい」が残るのだから、これはきっと人生にとってはいいことなのだろう。
少なくとも、私の人生にとっては。
◆子ども時代好きだったことには、結局引き戻される
好きだったことを自分で自分に禁止し続けて苦悩している40代以降を見ると、「独り相撲、大変そうだなあ」「やりたきゃやってもいいのになあ」と思ってしまう。
いや、40代以降に限らない、10代でも20代でも30代でも同じだ。
「ごちゃごちゃ言わずに、やりゃあいいのに」といつも思う。
まあしかし、それが簡単にできないから苦悩しているのだろう。
お気持ちは大変お察しする。
かつての私と同じく、「自分には才能がない」「こんなことをして何になるんだ」「自分には向いていない」「時代遅れだ」「お金にならない」と思っているのかもしれない。
あるいは私とは違う理由で諦めているのかも知れない。
私は自分の好きなことを否定し続け、逃げるように走り去ったにも関わらず、結局それに追いつかれ捕まって戻ってしまった。
そんな私から言えることは、「抵抗してもどうせそこに戻るのだから、好きなことを諦める努力(という名の悪あがき)をやめたほうがいい」ということだ。
なぜかというと、時間と体力の無駄だから。
「好きなこと」を否定したり抑えつけたりするのはものすごく体力が要る。だって好きなんだもん。恋愛でグダグダと前の人を引きずりがちな人はより無理だと思う。私も無理だった。
あと好きなことに戻った(感覚的には戻された)時に、「もっと早く戻ってこの技術を学んでいれば……」とか「もっと早くこの練習を積んでいれば……」とかめちゃくちゃ思う。時間を無駄にした感がものすごい。
そう、「なぜオレはあんなムダな時間を・・・」と言って泣いた三井寿(SLAM DUNK)状態になるのだ。
三井寿の記事はこちらにもあるので良かったらどうぞ。
↓
人生には無駄がなけりゃ意味がないと椎名林檎女史も唄っていたし、何歳から取り戻そうが遅いことは全くないので、それはそれで良いのだろうが。
「なぜオレはあんなムダな時間を・・・」と言っている三井寿はかっこいいし。三井寿は全部格好いい。THE FIRST SLAM DUNKも最高だった!!!!!!
閑話休題。
「巴さんは子ども時代好きだったことに戻ったかもしれないけど、みんなが必ずそうなる根拠はあるんですか?」という人もいるだろう。
確かに私もそう思っていた。
誰も彼もがそうなる訳じゃないのではないか、と。
しかし私の祖父が、死の間際に“子どもの頃好きだった絵を描くこと”に戻っていたと聞き、確信に似たものを感じた。
そういえば私の母も、子どもの頃からずっとやっていたバレエを(私がやめろと言ってやめたのだが)20年ちょい前に再開し、今もやっている。
つい最近転職した弊パートナーは、好きだったおじいちゃんがやっていたのと同じ職業に就いた。
とある知人は、子どもの頃の夢だった漫画家を諦めていたのに、ひょんなことがきっかけで編集者さんに声をかけられ、突然漫画家デビューの道が開けたそうだ。
こういう話を見聞きしていると、結局人は、子どもの頃好きだったものに引き戻されるのではないだろうか、と思わざるを得ない。
人によっては人智を超えた、思いもよらない力で引き戻されたりする。
私がイラストや漫画の道を断っていたのに、突然の父の病気をきっかけにして、その道へ戻る流れになったように。
◆中学生時代から好きだったホームページ作成にハマる
前置きが長くなったが、そういうわけで最近Webサイト(ホームページ)更新に力を入れるようになった。
私は中学生の頃からパソコン内のメモ帳にHTMLタグを打ち込んで自作ホームページを作りまくっていた人間なので、これもまた“取り戻した好きなこと”だと思う。
「時代はSNSだ!」「時代はブログだ、WordPressだ!」と言われ、自分もそう思い、どちらもやった。
それがどうだ、今やブログ集客は時代遅れなんて言われているし、私はSNS大手のひとつであるX(旧Twitter)をやめた。
WordPressはハッキングされていたので二度と使う気が起きなくなった。
(下記参照)
そして中学生の頃のように、HTMLタグをシコシコ打ってホームページを改良しまくっている。たのしい。
あの頃と違うのは、メモ帳ではなくVisual Studio Codeというコードエディターを使っていることくらいだろうか。
(別のエディタを使っていたのに突然使えなくなってしまった&他に色々試してみたけどこれが一番しっくり来たので、VSCにした)
昨年末はカウンセラーサイトを改造するのを楽しんでいた(下記参照)。
ここ最近は漫画家サイトを改造するのを楽しんでいる。
ブログと称してFANBOXへのリンクを追加し、つい一昨日、オンラインギャラリーも更新した。
↓
下記の記事で紹介した原画4点と、「早く載せたいな〜」と思いながらグズグズしていた過去作品2点を掲載した。
※ちなみに「イフリート」は猫の額さんに引き取られ(※猫の額さんにお問合せで通販可)、ピーターパンモチーフの「童心」は展示期間中にお迎えがあった。ありがたい。
オンラインギャラリー更新は、まさに中学時代のサイト更新を思い出す。
あの頃も、自分の描いたイラストをサイトにペタペタ貼り付けまくっていた。購入ボタンはなかったが。
実は納品から半年くらい経っている広告漫画実績も早く載せたい。
せっかく「掲載OKですよ」と言っていただいたのに。
というか2018年くらいから、掲載できていない(漫画以外のイラストやデザイン)実績が溜まりに溜まっている。もう2024年だぞ。
しかし昨年秋頃から発信場所・頻度を縮小したらサイト更新の余裕がかなりできたので、なんとか、ぼちぼちやっていきたい。
溜め込んだものを一気にやるのも子ども時代から何も変わっていない。あと、溜めているにも関わらずまた新しいことをやろうとするところも。
とはいえ、最近は「それが私の特性だな」と受け入れながら、乗りこなしている感覚がある。
子ども時代の自分や、自分自身のどうしようもない特性を否定するのは非常に苦しいことだ。それこそ、精神疾患になったり死にたくなったりするくらい。
私はもうそこには二度と戻りたくないので、子ども時代から好きだったことと、自分の本質を愛でたり大切にしたりしながら強く生きたい。
ではごきげんよう、さようなら。
◎サイトの全体入り口はこちらからどうぞ↓
今回ご紹介したオンラインギャラリーは、「漫画家>原画販売」の順にメニューアイコンを押していくと辿り着けます。
サポート頂けるとわたしの創作活動や生活費の支えになります。支援が増えると更新頻度が高くなります。