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クリエイターとしての話

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自分自身の創作活動に関する話から、誰かの創作に役立つかもしれない考え方まで、色々と書いています。
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#創作活動

他の用事を済ませて余った時間で創作をしよう、って絶対無理

今の私は、自分の創作漫画を自主連載して19話まで手をつけ、先日ついにKindleで電子書籍まで出しましたが、そんな私でも「描けなかった」時期はあったのです。 ★電子書籍出した時の話はこちら↓ 1話は何とか描き切ったものの2話に着手できずつまずいている、そんな時代の文章が見つかったのでお届けします。 2020年9月29日、約3年前の記事です。 ↓ここから↓創作漫画がなかなか 描き進められないでいます。 なぜなら、仕事や家事ばかりしているから。 仕事や家事で忙しくて 創作

人目を気にしすぎて創作できない私が自由に漫画を描けるようになった話

(※この記事は2020年8月13日に書いたものを大幅加筆修正した記事です。 もはや新規記事といっても過言ではありません) ずっと、物語の作り方を忘れていました。 みんなにウケる話を意識しすぎて、描こうと思っても何も思い浮かばない。 それが、今は何の苦労もなく「物語」が思い浮かぶようになりました。 ◆人に何を言われるか気になり、10年手につかなかった創作漫画私は2020年からこういう創作漫画を描いています。 実はこの漫画のキャラクターは、2010年に思いついたもの。

漫画さえ描かなけりゃ、こんな苦しみも喜びも無かっただろう

ふと気づいたが、カウンセラーである私は自分の仕事(やっていること)に自信があるようだ。 創作、とりわけ漫画を描いている時の私が、あらゆる不安に呑まれやすい。 といっても、他人から何か言われたらどうしようとかそういった不安は無い。 他人に「お前の作品はつまらない」と言われても何とも思わない。 心理学を学んだおかげで、そういった言葉は全て「嫉妬」だと受け取れるようになった。 しかしいつも私自身が、自分の筆を折ってやろうと物陰で虎視眈々と隙をうかがっている気がする。なぜだ。 常

悩むクリエイターは優しすぎるし気遣いすぎている。

一晩たって考えた。 私のしたいことは何なんだろうか。 昨夜(※1)、「もっと人目を気にせず、自分の『好き/性癖』を全開にしたい(R18込みで)」という想いがあるのはわかった。 だからといってエロばっかり描きたいわけじゃない気がする。 ためしに今朝のモーニング・ページ(※2)で人目を気にしないエロ絵とか描いてみたが、コレジャナイ感があった。 そもそも私がエロ方向にまっすぐ突っ走って行かなかったのは、昨日の記事で書いた通り「家族の誇りになれないから」というのもあったが、【自

性的なものを封印している人こそ、その才能があるらしい

本日は新潟コミティアの後に「コミックワークショップ」という、ベテラン漫画家・belne先生に自分の漫画を講評していただくというイベントに参加してきました。 で、色々と経過をすっ飛ばして結論から言うと、「自分の創作活動における性的な表現」に向き合うきっかけになってしまいました。 * * * なんでそんなことになったかというと、コミックワークショップの講評にて「創作において“自分”を出すのを抑え、大衆にウケることばかりを気にしすぎている」と見抜かれてしまったからです。 私

完璧でない私、成長する展示。

明日はいよいよ、先月下旬から始まった2週間のイラスト展示会・最終日です。 この2週間は特に、「完璧でない私」に向き合う期間だったなと思います。 私は「完璧でなくていいじゃん!」と言いながら、どこかで「全て完璧にやること」を目指していたんですよね。 完璧でない私を許せるようになったんじゃなくて、「自分の及第点に達せるように、動きを制限していた」だけでした。 ところが今年は、なんだか沢山動いてしまったのです。 そして、今までやらなかった、あるいは、昔やっていたけどずっとや

水木しげる記念館で創作の心得と夫婦円満の秘訣を学んできました

オリジナル記事掲載日:2021年10月28日 昨日は「創作活動を 切磋琢磨する会」の メンバー3人で 水木しげる記念館へ 行ってきました。 大器晩成型& 自分に無理をさせない 水木先生の生き方は、 私達の刺激になりました! ついでに夫婦円満の秘訣も 学べました(笑)。 (こちらは水木しげる ロード内のご夫妻の銅像) * * * まず我々「琢磨会」は ・全員30代後半 ・一人は 「一度漫画家の夢を諦め イラストレーターになったが、 再び漫画家の夢を目指した者

「そのくらい私にも描ける」と思わせるのは、希望や勇気を持たせるってこと

漫画を描く上で一番思っていたのが、 「そのくらい私にも描ける」と 思われない作品を描くこと でした。しかし、最近は逆に 「そのくらい私にも描ける」と 思わせるのって、 いいことじゃない? 希望や勇気を持たせるって ことじゃない? と思ってきました。 だって世の中、 「私なんかのレベルで 描いちゃいけない」 「私なんかのレベルじゃ プロとしてやっていけない」 と思う人があまりにも多いんですよ。 なんなら商業じゃない、 同人の世界や ただSNSで絵を上げることすら 「

「与える」意識でSNS・仕事・創作活動がうまく行く

オリジナル記事掲載日:2019年6月27日 頑張っているのにうまく行かない、 自分の活動が人に知ってもらえない とお嘆きの方、 「与える」を意識せずに 「奪う」意識になっていませんか? 「与える」を意識しただけで 状況がよくなることがありますよ。 今日はそんなお話です。 * * * そもそもこの「奪うから与える意識へ」を 考え始めたのは、かなり前に ナナチル@アダルトチルドレンさんが 別名義で出していた 「Twitter運用の実践書」が きっかけです。 (現在はそのア

仕事しながら漫画を描くようになってから、1日が光のように過ぎていく

またnoteの更新を忘れていたので、23:59にとりあえずの記事を投稿し、この文章を書いている。毎日連続投稿がなくなるところだった。 漫画のペン入れに没頭していると、ついついこうなってしまう。 こうならないように、昔のブログ記事を引っ張り上げて「note毎日投稿」をキープしているのだが。 私は「漫画家カウンセラー」を名乗っているが、現在メインの仕事は ・カウンセリング ・デザイン ・イラスト制作 だ。 今描いている漫画は出版社に所属してどこかに連載しているものではない。

「創作を切磋琢磨する会」で気づいた、創作仲間(同志)がいることの大切さ

オリジナル記事掲載日:2021年9月29日 今年から 「創作を切磋琢磨する会」 というのを会員2名で 結成したのですが、 何とこのたび会員3名になり、 初のオンライン開催をしました! 長い間1人で創作街道を 突っ走っていたけど、 並行に走る同志がいると こんなに心強いものなんですね。 * * * こちらの記事でも書いた通り、 今年(2021年)の春頃から まなむさんと 「創作活動を切磋琢磨する会」 (略して「琢磨会」) を発足しました。 これは公にメンバー募集 して

人間は期限を決めると強い。過去のダラダラしてた自分へ。

2022年は月に1回 26Pの漫画を仕上げる、と決めていたのに 5月21日の時点で6Pしか公開できておらず、 これはもう絶対やばいやばい 今月こそ間に合わない、と思っていたのだが、 この4日で18Pまで公開することができた。 残り8P。これは多分間に合う。 しかしなぜ間に合うのかというと、私が明確に期限を決めているからだ。 ダラダラする人は基本的に期限を決めていない。 過去の私も、勿論そうだった。 10Pの漫画を約2年かけて描いた時もそうだった。 「まぁ、別に今回の募集

産みの苦しみと共存するには、煩悩と向き合うしかないのだ

オリジナル記事掲載日:2020年11月6日 実は最近アナログイラストの 仕事をやっているんですけど、 ものすごく自分と向き合う 羽目になりますね。 子どもの自分の欲求や 煩悩といかに向き合うかが 絵描き、いや全ての人にとって 重要なことなのかも知れません。 * * * アナログイラストというのは 現実で鉛筆や絵の具等を使って 描くイラストのことです。 (念のため) 正直、アナログじゃなくても 最近めちゃくちゃ 漫画を描いていたので 「子どもの頃の自分」は たびたび頭

家で出来るアーティスト・デート〜レトロゲーム編〜

アーティスト・デートとは、創作活動を活発にさせるために「子ども心を取り戻す」遊びのことを言います。 創作活動に限らず、仕事・人間関係・人生全体において必要なアイデアを生み出しやすくなります。 先日、アーティスト・デートについて解説した記事を書きました。  ↓ 私にとってのアーティスト・デートは基本「外に出かけること」ですが、実は1歩も外に出なくともアーティスト・デートをすることは可能です。 「まるで子どもに還れたような気持ちになる」ことが重要なので、外に出かけることは大