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声を出すということ

私の通うボイスレッスン

8年前か。楠瀬誠志郎声の学校Breavo-para に通い始める。
ここは、ボイスレッスンであり、ボーカルレッスンではない。何が違う??

よくボイスレッスンっていうけれど、歌を学ぶのはボーカルレッスン。
つまり、ここは、発声に特化していて。声を出すことを学ぶ学校。

ん?こえってだれにでもだせるんじゃね?
そう・・・ でもここは
Breathing[呼吸]、
Vocalization[発声法]、
Parasympathetic[副交感神経]という
3つの言葉からなるオリジナルメソッドなのです。。。

なぜ通い始めたのか

人前で話す講師のおしごとをするようになり、講座の途中で段々と呼吸ができなくなり苦しく声が出にくくなることが多かった。緊張もある。

それに、2時間も話していると喉が痛くなる。
飲み会の時に、しゃべりもしていないのに、だんだんとのどが痛くなる。
喉風邪を毎冬ひく。

いろんな理由があったけれど。実は「これです!」という理由が思い当たらない(笑)
なんとなく、ボイスレッスン でググっていたらぶつかった、というのが正しいかもしれない^^;

まさかのレッスン

声を出すレッスンだと思いきや、90分のレッスンの半分はストレッチ。なんでじゃ!!! それも、普段ストレッチなどしていなかった私は、悲鳴を上げるようなストレッチだったり、ケアだったり。
(ケア←身体を緩めるポイントを押す みたいな感じ)
おいおい・・・ 身体が緩まるのと声を出すのと何の関係があるんじゃ! と日々思いつつ。毎回筋肉痛・・・

そして、「いたい」と大声を出すと
「そんな汚い声出さない」と優しい「かつ」が先生から入る(笑)
マジか・・・

声を出す

そして声を出すのだけれど。
え?ささやき??? 身体を響かせる?? 身体を筒に???
と訳の分からない言葉が飛び出す。

声を出すのは簡単なもの、という私の考えは大幅に覆され、声を出すってむずかしいな、と気づく^^;
というか、普段、どれだけ省エネをして声を出していたか、ということ。いや、正しく出せる方が省エネなのか???
声の出し方を知らなかってこと。

なにより、身体を使わずに、のどだけで声を出している。口先だけ。でるんだもの、それで^^; でも、本当の声は違う。
身体は楽器だ、ということを知る。

今なぜ声なのか

3年通い、お休みし、そして復活。
復活してから、ようやく身体を使えるようになってきたという感じ。それまでは、暗闇をただ歩いていたのだけれど、ようやく、あっちに光が見え隠れしている という感じ。今は、ようやく光に向かって歩いている感じかな。

響く声を出せるようになると、何かが変わる。
なんか変わったね、といわれ。 
表情だったり、姿勢だったり、考え方だったり。
そして、なんの?といわれるとうまく表現できないが、なにかしら自信がついてくる。これって、姿勢が変わるからかもしれない。。。
やってみよう! とかと思う気持ちも沸いてくる。

自粛期間で3か月?レッスンがお休みになった。
満を持して、レッスンが復活。もちろん、声を出すということは、危険な部分を感じる方もいる。マスク着用でレッスンを受けている方もいる。

どんな形であれ、声を出すということはとても大切だということを改めて感じた。

家にこもって、PCに向かって、ひっそりと声を出していたり、人によっては、全く話をしない人もいただろう。
全身使って、声を出すと、本当に気持ちが良いし、自分自身が解放された気分になる。清々しいし、チャレンジ精神も沸いてくる。

アーティストの仲間は、うつになりそうだったともいっている。
自分自身を表現できないって、本当につらいこと。うつ、だったり引きこもりだったり。表現できないから、その抜け出し方がわからなくて、深いものになっていくのかもしれない。表現できないってつらい。
声、出すことって本当に大切。。。

身体が変わる

自粛期間中、ストレッチを欠かさなかった。。。
だって、復帰した時に筋肉痛になりたくなかったから(笑) いや、でもねそれが功を奏して、レッスンの時 つまり週一回しかしていなかったストレッチをほぼ毎日するようになると、身体が柔らかくなるのよ。肩甲骨、股関節・・・ 開脚はまだまだ開かないけれど、おでこがつくようになったり、私の身体は変化した!

となると、身体の筒 というものが少し理解できるようになったり、先生の言っていることが理解できるようになったり。声の出し方が少しわかってきた感じがすごいする! そして、身体が柔らかいから動ける。すごいよ、これ。

継続は力なり、ということを改めて感じる。
そして、声を出したい! という気持ちが高まった。今までは出せるもの、だったのだけれど。できたものができなくなると、その大切さに気付くね。

私にとっての声

改めて声を出すことの楽しさに気づいた。私にとって「声」って何だろう・・・

元気が出るもの、楽しいもの、人に思いを伝えるもの。
そして、やっぱり何より「私」を表現するものなのかもしれない。

改めて「声」で何かを伝えたい、背中を押したい、励ましたい、という気持ちが強くなった。そして、自分を表現するものとして、身に着けていきたい。
いま、声を使うことにチャレンジしている。となると、ただ声を出すだけではなく、そこに気持ちを載せるとか、なりきるとか、いろいろとプラスが出てきて、ますます「声」の魅力、不思議さ、難しさを感じる。

それが面白い! だって、その声って私だからね。

声なんて出せるよ、と思っていらっしゃる方。
きっと、もっともっと素敵な声を持っているはずだよ^^

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