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パレスチナの国花について

こんにちは。駐日パレスチナ常駐総代表部です。

最近日を追うごとに暖かくなり、菜の花や梅の花が咲き、春の訪れを感じますね!もうすぐ桜も満開になりそうで楽しみです。

今回は花が多く咲く季節である春に合わせて、パレスチナの国花について紹介したいと思います!

パレスチナの国花は「ギルボア・アイリス」と呼ばれる種類の花です。アヤメと同じ科に分類され、英語ではIris haynei と呼ばれます。100年以上前、英国の植物学者ジョン・ギルバート・ベイカーによって発見され、彼が初めて訪れた村の名前にちなんで命名されました。また、茎の上部に一輪だけ花を咲かせ、まっすぐ立ったまま枯れることから、「ロイヤルアイリス」とも呼ばれます。

高さは30〜60cmほどあり、その年の雨量によっては75〜80cmになることもあります。パレスチナ東部にあるファークア山地の特殊な気候で育ち、独特なにおいと色をもっています。ギルボア・アイリスが分布している面積は20〜25平方キロメートル程度で、このような密集地帯を持つ国は世界でもパレスチナのみです。理由としてはパレスチナの地形や年間降雨量が最も最適なものであるということが挙げられます。

ギルボア・アイリスはパレスチナのシンボルとして認識され、詩や音楽の中にも登場し、有名な歌手やアーティストが歌の中で触れることも多いです。最近はパレスチナの観光資源としても扱われ、パレスチナ政府は毎年アイリス・セレブレーションを開催しており、2019年はパレスチナ各地だけでなく世界中から1万名以上が参加し、花の季節を盛り上げました。

新型コロナウイルスの流行が収まり、もしパレスチナに行く機会がありましたら、ぜひギルボア・アイリスを見に行ってはいかがでしょうか?

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