パレスチナとレモン

こんにちは。駐日パレスチナ総代表部です。
早いものでもう5月。だんだんと初夏の陽気を感じる日が増えてきましたが、みなさま連休はいかがお過ごしでしょうか。

今回のnoteではパレスチナと、これからの暑い季節にぴったりなフルーツのレモンの関係について、ご紹介したいと思います。記事の最後には、パレスチナ風レモネードのレシピも載っているので、ぜひ最後までお読みください！

皆さんはパレスチナというと、どんな産業をイメージされるでしょうか。
パレスチナについてあまりご存じでない方からすると意外かもしれませんが、パレスチナは非常に農業の盛んな土地です。
これまで代表部のnoteでも、何度かパレスチナの農産品についての記事を掲載してきました。

地中海の恵みを受け、豊かな水源と土地に恵まれたパレスチナでは、オリーブやイチゴ、ブドウなど多様な農産物が栽培されているのです。

そしてさらに、これらの農作物に加えて、パレスチナではレモンの栽培も盛んに行われていることはご存知でしょうか。

国連食糧農業機関（FAO）のデータによると、パレスチナでは一年当たりおよそ1.3〜1.4万トンものレモンが生産されています！
日本の国土面積はパレスチナのおよそ62倍ですが、そんな日本のレモンの生産量が7千トン〜9千トンであることを踏まえると、いかにパレスチナでレモンが盛んに生産されているのかがお分かりいただけるかと思います。

これだけの生産量を誇るレモンは、当然ながらパレスチナの食文化に深く浸透しており、味付けや飾りなど様々な場面で使用されています。レモンはまさにパレスチナ料理に不可欠な食材なのです。

パレスチナの農業・食文化におけるレモンの価値について簡単に知っていただいたところで、よりパレスチナの文化を身近に感じでいただくために、レモンを使ったパレスチナのレシピから一つ、パレスチナの家庭で親しまれているパレスチナ風ミントレモネードのレシピをご紹介したいと思います！

このレモネードの最大の特徴はその緑色の見た目で、これは名前の通り、レモンだけでなくミントをふんだんに使っていることによるものです。

左に写っているのがミントレモネード（2021年11月23日大使夫人主催パレスチナ料理教室にて）

それでは早速レシピを見ていきましょう。

レシピ

〈材料〉（1人分）
・レモン2つ
・新鮮なミントの葉　5枚
・冷たい水　3カップ
・お好きな量の砂糖
・氷

〈手順〉
1. レモンをよく洗い皮を取り4つに切る
2. レモンをミキサーに入れ、ミント・砂糖・水を加える
3. 水、ミントとレモンをよく混ぜる
4. 2分間混ぜる
5.混ぜたものをこし、ジュースを取り出し氷とともにコップに注ぐ

材料をミキサーにかけるだけで作れます（同料理教室にて）

材料や道具も少なく簡単なので、手軽に作っていただけると思います！
ミントとレモンの爽やかさはこれからの暑い季節にぴったりですね！パレスチナ風レモネードで、フレッシュな地中海の空気を感じてみてはいかがでしょうか。

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参考：
FAO “CITRUS FRUIT FRESH AND PROCESSED Statistical bulletin 2020“ https://www.fao.org/3/cb6492en/cb6492en.pdf