2022年1月28日公開 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』
こんにちは。駐日パレスチナ総代表部です。寒い季節が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
本日は、1月28日に全国公開される映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』についてご紹介します。
まずは予告をどうぞ!
予告
あらすじ
世界的指揮者のスポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くという企画を引き受ける。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たち。しかし、戦車やテロの攻撃にさらされ憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。そこでスポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食を共にし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合い…少しずつ心の壁を溶かしていく若者たち。だがコンサートの前日、ようやく心が一つになった彼らに、想像もしなかった事件が起きる――。(HPより引用ttps://movies.shochiku.co.jp/crescendo/story.html)
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いかかだったでしょうか?
実は、作中に登場する楽団は、実在する楽団がモデルとなっているのです!それは、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団という名前の楽団であり、現代クラシック音楽界を代表するユダヤ系指揮者ダニエル・バレンボイムと、友人であるパレスチナ系文学者エドワード・サイードが、中東の障壁を打ち破ろうと1999年に設立した和平オーケストラです。ゲーテの著作『西東詩集』(West-östlicher Divan)が名前の由来となっています。
この楽団は、二人の故郷であるイスラエルとパレスチナ、アラブ諸国から若い音楽家を集め、「共存への架け橋」を理念に、2003年にサイードが死去した後の現在でも、世界中でツアーを行うなど活動を続けています。
2005年には、パレスチナ自治区ラマッラで、厳戒態勢の中で演奏会を実施し、大きな感動を生みました。2007年には、バレンボイムが国連平和大使に任命され、管弦楽団は2016年に“文化理解のための国連グローバル・アドボケイト”に指定されました。
この作品は、パレスチナ・イスラエル問題の暗い部分だけではなく、和平への希望が見えるような映画となっています。ストーリーや作中に流れる音楽も見どころですが、何より、沢山のことを考えさせてもらえる映画です。この映画をきっかけに、皆さんのパレスチナについて考える機会が増えれば幸いです。
お時間のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみるのはいかかでしょうか?映画の感想などこのnoteにコメントして下さると嬉しいです。
HPのURLはこちらです
→https://movies.shochiku.co.jp/crescendo/
ご拝読ありがとうございました。
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