【園長ブログ】卒園後の英語力の維持について

当園PALCL Internationalやその他の英語環境での保育園や幼稚園を卒園した子たちが小学校にあがると、そこでひとつ大きなチャレンジが待っています。

幼児期程、小学校時代を過ごす英語環境の学校の選択肢が少ないからです。日本の通常の公立の小学校や私立の小学校に行った場合、学校生活の中で英語を使う頻度や量はゼロに等しいくらいになります。英語教育に力を入れている私立の小学校に行ったとしても、インターナショナルスクールというカテゴリーに属するオール英語の環境でない限り、幼児期との差は顕著です。

それではどうしたらいいのでしょうか。

子ども達に理想の成長環境を提供する場合、それを成し得るのは、①学校、②家庭、③その他の習い事、しかありません。学校が「英語力の維持」に寄与できない限り、後は家庭か、その他の習い事しかありません。

余程ホームスクールのような形で英語力の維持を家庭で実践できるようなことがない限り、まず大前提としては、他の習い事を使うというのは必須でしょう。PALCL Internationalでも提携先の会社とサタデースクールを運営しています。 

ただし、1週間に何日も通うような場合でない限り、その習い事単体でも、月曜日から金曜日まで朝から夕方まで英語に囲まれていた幼児期のインター経験を維持することは難しいでしょう。そうなってくると、もう一つ重要になるのは、②の家庭です。

例え家庭に英語を話せる人がいなくても、できることはあります。興味を仕向ける環境を用意してあげれば子供達自らが英語を使って趣味や勉強の世界を広げることは可能です。

youtubeなどの動画を英語でみたり、英語の音楽やマンガやアニメを楽しんだり、英語の物語などを読んだりということをできる限り続けていくことです。もちろん子供の意思に反して強制することは持続性がない場合がほとんどですし、「うちの子は本を読むことが嫌いだから」というような子に対してどう読書に親しみを持ってもらうようにするか、というのはまた別の話ですが、子供達の興味がそちらに向くように、周りの大人が家庭で環境を用意してあげることは可能であると考えます。

そして、上に書いた①②③の中で、①の学校がそういう環境でないのであれば、②③の合わせ技で理想的な環境に少しでも近づけていくしかないでしょう。


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