191009 書きたい ver 2.0
朝。幾つも改札はあるのに、決まって数箇所にだけ、多くの人が吸い込まれていく。
みんなに選ばれなかった改札が少し可哀想で、敢えてその子を狙って通過する。慣れてきた。東京である。
任せてもらえる仕事が増えてきた。
もともとやりたかった領域の書く仕事。
ただ、書きたいように書くだけじゃだめで、関係者を納得させられるロジックが、というか、どうもそっちのほうが大事らしい。
社内、先方、その先のクライアント。
何もないわたしに対価を支払ってくれているのだから当然か。
いいものを書くためにもポジションを取ることは必要なんだろうなとも思う反面、論理ばかりがいつか強くなってしまうのではないか、と、少し恐れている。
いつの日か文章を書く仕事がしたいと思う。
きちんとした形で。
わたしが大事にしている感性や感覚、風景を、そのまま描写した文章で食っていけたらきっと幸せだ。
そんな機会の到来を待ち望んでいる。
論理に染まりすぎずにいい距離感で。
午後もうひと頑張りしましょう。